昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

ハンバーガーを食う。

2017-01-28 22:02:41 | グルメ

ハンバーガーが食いたくなった。
変なものが突然食いたくなったと我ながら思う。
しかし無性に食いたい。
そこで、晩餐に若林の「エリックス・ハンバーガー・ショップ」にかーたんと行くことにする。
いつもの太子堂の住宅街を抜けて、7時過ぎに到着。
ハンバーガ風情を食うといっても、今日は気合が入っている。
ヤンキーを気取るために、靴はデザート・ブーツ、リーバイスのジーンズにネルのチェックのシャツ。頭には野球帽(なぜか阪神タイガースのものだが)。
これだけ決めて、いざ食うぞという体制に入らないと、わざわざハンバーガーを食いに寒い中、家から出るなどという芸当はできない。
さて、店に入ると客はいない。
主人が一人で切り盛りしている。このお方が、小さな本格的フレンチのギャルソンのように懇切丁寧なお方で、オカブとしてはシュワルツネッガーのようなワイルドな奴が出てきてほしかった。
まぁよろしい。
オカブはダブルバーガー、かーたんはホウレンソウ入りのポパイバーガーというのを注文した。ついでにポテトとフィッシュアンドチップスとコールスローも注文した。それからビールも。
ダブルバーガーは美味かった。しかし、分量がいかにも少ない。むべなるかな490円である。
他の店も、ネットで調べたが、口があんぐり開いたままになる、どでかいバーガーは2,000円はする。2,000円出してハンバーガはないだろうと、この店にしたのだが、今となっては2,000円のバーガーを食ってみたくなった。ポテトが二つにチップアンドチップスと芋ばかりで腹を満たすしかない。
ビールを二杯飲んで寒空の中を出る。
毎度毎度くだらないことを書き連ねて読者には申し訳ない。
十年以上前にHPの日記で触れたが、ブログやSNSで発信する最大の動機付けは「消費の披歴」である、と何かで読んだ。俺はこんなものを食った、こんなところに行った、ドーンなもんじゃい!というわけである。
人様に自慢できるようなものを食っていないし、場所にも行っていないオカブとしても、そうした隠微な心持はあるのかもしれない。
まあ、日々の備忘録のつもりでブログは続けるつもりである。

月冴ゆる森閑の街昏き路   素閑