昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

お山のすぎの子@三茶でお食事

2017-07-01 22:20:51 | グルメ

『お山のすぎの子』へ、かーたんと行ってきた。
ここは気軽には入れて、とても美味しい三茶でも有数の和食屋さんである。
なぜ、食事に来たかというと、暑さでかーたんが体力消耗しているので、おさんどんはできない+スタミナのつくものが食べたい、との複合事由により、致し方なく相成ったという次第。ここは実際、美味い店なのである。
6時頃、暖簾をくぐる。
まずはビール。大生。
菜の花と雑魚のお浸し、鶏皮ポン酢、小芋の煮つけなどでぐいぐいやる。
今日は暑かったので甘露甘露。
かーたんは、スタミナのつくものということで味噌カツ定食なるものを食っている。
これも美味いらしい。
サービスの一品を出してもらい、これも有り難くいただく。
酒を、吉野川に切り替えて、これのあてに冷蕎麦をとる。オカブは蕎麦を肴に酒を飲むのが大好きだ。
また『お山のすぎの子』の蕎麦が美味いこと美味いこと。
何とも言えません。
甘味にあんみつなどもいただいて、満足満足。
素晴らしい夏の宵を過ごした。

夏盛り夕べに妻を労いて   素閑


紫陽花

2017-07-01 14:42:58 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の庭に紫陽花が咲いている。もう旬の終わりを過ぎているようだが、日当たりの悪い我が家の庭では、丁度、咲き盛りの頃だ。
幕末のかの有名なシーボルトは日本での愛人を「マクロフィラ」と呼んだ。紫陽花のことである。なにか物悲しい。
鎌倉の明月院は紫陽花の参道で有名だが、この歴史は意外と新しいという。
戦後になってから、今の先々代の住職が垣根代わりに植えたとのこと。
シーボルトは、アルフォンス・ドーデの短編『盲目の皇帝』に出てくる。
恵まれない晩年だったようだ。
紫陽花というと物の哀れが付きまとう気がする。

紫陽花や雨音数えて留守居かな   素閑