今日で60になった。誕生日である。
還暦である。
なにか、キツネにつままれたような感じだ。
まだ、おつむの中は、小学生くらいにつもりでいる。
精神が発達しないまま、肉体だけが老いて、馬齢を重ねたというところか?
まあ、そうは言っても、世間的にはめでたいのだろう。
かーたんと娘も祝いをしてくれるという。
そこで、オカブの希望として、『シェ松尾青山サロン』にて、ということになった。
よくも、飽きもせずだが、手近で手頃なレストランと言ったらここくらいしかない。
5時過ぎにかーたんと家を出、渋谷へバスで。
バスでフレンチレストランに出かけるというのがオカブ一家らしいところだ。
エルさんは、昼間、友達とカラオケで、店で合流することになっている。
ところが、大幅に遅刻しそうだというメールが・・・
仕方がない。
バーで飲んで待つことにする。
今日は、赤いちゃんちゃんこならぬ、赤いネクタイを締めてきた。そんなにしなくてもと思ったが、縁起物だから、まあいいか、と妥協する。
やがて、エルさんも来て食卓へ。
まずは、オカブはキールロワイヤル。飲めないかーたんとエルさんはソフトドリンクを。乾杯して、かーたんとエルさんに感謝!
今日のメニューは以下の通り。
アミューズ・グール
アンディーブの魚介ソーセージ巻き、温かいサラダ
炒り卵とキャビア、シェ松尾スタイル
白身魚の混合薬味付け焼き、ベルモット酒のソース
グラニテ
ブレス産のピジョンのロティ、ジビエソース、温野菜添え
デセール盛り合わせ
プチフール、珈琲
なかなかのご馳走である。
メインも野禽であることだし、ワインはサンセールで行く。
キャビアは最高に美味かった。ポワソンはいつもながら火入れの具合が結構。鳩というのは初めて食ったが、ブレス産ということもあり、銘柄物の高級品なのだろう。
食卓での話題は、オカブのことではなく、もっぱらエルさんのこと。
この子も、今、一年生の担任で、運動会を控えて奮闘中。毎日、深夜の帰宅で、休日も自主出勤。本当に精勤ぶりに頭が下がる。
デセールを終わっても、まだまだ話は尽きなかった。
支払いを終えて、レストランを後に。
帰りは、青学の脇を通って渋谷に出た。
これで60の誕生日が過ぎた。
なにか一仕事終わったような感じがした。
還暦や皐月に男子と生まれたり 素閑
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