《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1
からの続き・・・
☆ ☆ ☆ ☆
10/8
ダイビングしました。
母島では1999年にダイビングが解禁されたばかりで、ダイビングサービスもクラブノア1件しかありません。
お店は港のすぐ近くにあり、ポイントに移動するボートにもお店の目の前から乗船できて便利です。
各ポイントにはブイが設置されていて、環境の保全やダイバーの安全性を重視した、自然とヒトに優しいアンカリングスタイル。
潜降が苦手な私も安心して潜れます。
★★★
今まで小笠原ではドルフィンスイムに夢中でダイビングは2の次にしていた私。
もともとリゾートダイバーで経験本数も少なくてスキルに自信もないし、
潜るたびに鼻血を出す鼻血ダイバーでもあったので、ダイビングより素潜りのほうが気楽で楽しめたから。
前回の訪問から2年の間にダイビングの経験も増え、鼻血もほとんど出なくなった(!)ので
今回の旅行では潜るぞ!と思い切って重器材も購入した。
カード取得後10年経って、ようやくすべての器材を揃えることができた。
すでに持っていたウエットスーツまで新調する徹底ぶり!
初めて使用する新しい器材やウエットで、浮力調整がうまくとれるか少々緊張しながらの1本目です。
☆ ☆ ☆
ダイビング1本目 -ミズタマ-
母島の向かいに位置する向島にある、今年オープンしたばかりのミズタマというポイント。
ここでは小笠原の固有種であるミズタマヤッコのペアを見ることができました。
このミズタマヤッコという魚は1997年に新種として認定されたそうです。
深場に生息する魚で、水深25m付近で見ることができるこの場所はかなり珍しいポイントらしいです。
ミズタマヤッコ(オス)

ツバメウオがたくさんいました。

ずっと後ろをついてきてかわいかったよ!
新しい器材も問題なく、母島の手付かずの海を満喫できました!

ボートに上がってお茶を飲んでいると、アオウミガメが水面で甲羅干しをしていました。

カメを見つけて 「カメだ!!」 と大喜びで興奮する私たちとは裏腹に
船長やガイドさんにとっては、見慣れたいつもの光景として映るようです。
☆ ☆ ☆ ☆
いったんショップに戻って休憩。
クラブノアではアオウミガメの赤ちゃんを一時的に保護しており、水槽でたくさんの赤ちゃんが泳いでいました。

触ってもいいとのことで、私も手にとって見せてもらうことができました。
一見みんな同じように見えるカメの赤ちゃんもお腹が白い子、黒い子、甲羅の色なども
みんな1匹づつ違うことがよくわかりました。


緒に潜った、母島に昔住んでたこともあるという アマチュアカメラマンのKさんの話では
母島の小学校では、 アオウミガメの赤ちゃんと小学生がプールで泳ぎっこ競争するそうです。
こんなに小さくても、やっぱりカメの赤ちゃんのほうが速く泳げるそうです。
☆ ☆ ☆ ☆
2本目 -四本岩-
このワイルドな岩の間を潜ります。

中に入ると、大きな岩の門の間に光が射し込み、なんとも幻想的でダイナミック。

海底から見上げる水面も美しい。
魚もたくさんいました。

感動せずにはいられない光景。
岩の間からuターンすると、たくさんのイスズミが。
母島の魚は人なれしてないせいか、私たちが泳いでいてもまったく逃げようともしません。
なんとも魚影の濃い海です。
しばらく進んでいくとガイドさんが私を呼んでいます。
そこで見せてもらったのは、体長1cmほどの小さなキンチャクガニ。
この小さなカニは両方のハサミにイソギンチャクをつけて身を守っているのです。
小さな小さなこのかわいいカニは、まるでチアガールがポンポンを振るように、イソギンチャクを揺らしていました!!
これは明らかに私に対する威嚇の行動なんだけれども、愛おしいほどかわいいその姿。
自分の何百倍もある人間の手の平に乗せられてビックリしたことでしょう・・・ごめんね。
私がマンモスに向かってポンポン振って威嚇するようなもんですね。
でもこんなに小さなカニ、ガイドさんはよく見つけてくれたものです。
また小さな穴の中には大きなカノコイセエビが、数10匹ワサワサとうごめいていました!
ここの海の凄さを実感できた2本目でした
☆ ☆ ☆ ☆
ダイビイングの後、 一緒に潜ったアマチュアカメラマンのKさんが
特別天然記念物のメグロの写真を撮りに行くというので同行させてもらいました。
メグロは世界中で母島と周辺の妹島、向島にしか生息しない小さな鳥です。
大きさはスズメと同じくらいで、文字通り目のまわりが黒い。
特徴をわかりやすく説明すると、
メジロにKISSのメイクしたみたいな鳥!
はじめは沖港脇の階段を上ったところにある、月が丘神社に行きました。
鳴き声は聞こえるけど、なかなか姿を確認することはできません。
でもメグロは見れなくても、高台から海を見下ろせて気持ちよかったです。
道路にはこんなタイルも

☆
気を取り直し、小剣先山へ移動。
木々が熱い日射しを遮ってくれます。

私たちの足音の他には、鳥のさえずりしか聞こえない。
ゆっくり山を登っていくと・・・いました!!メグロです!!
鳥好きの私は大興奮!
メグロを驚かせないように、高ぶるココロを一生懸命押さえて見守りました。
小さくて活発に動くメグロをカメラに収めるのは、至難の業。
素人の私が撮った写真は、どこにメグロがいるのかさっぱりわかりませんでした・・
ハシナガウグイスです。

大きさはメグロと変わらない小さな鳥ですが、
ヒトに対する警戒心が薄く、自ら私たちのほうに近づいてきてくれたので写真を撮ることができました。
黒い瞳が愛らしいカワイイ鳥。
「ホーホケッ」 と鳴いてたから、
「〝キョ〟は?」 と思わずツッコミたくなりました。
南国らしい花もたくさん咲いていました。

ペンションの部屋に戻り、当たり前のように聞こえてくる鳥のさえずりを聞いていて
もしかして・・・と窓から裏の木々のあたりをよくながめていると、
メジロにまぎれてメグロもいるではありませんか。
こんなに近くにもいたのね。
つづく・・・
からの続き・・・
☆ ☆ ☆ ☆
10/8
ダイビングしました。
母島では1999年にダイビングが解禁されたばかりで、ダイビングサービスもクラブノア1件しかありません。
お店は港のすぐ近くにあり、ポイントに移動するボートにもお店の目の前から乗船できて便利です。
各ポイントにはブイが設置されていて、環境の保全やダイバーの安全性を重視した、自然とヒトに優しいアンカリングスタイル。
潜降が苦手な私も安心して潜れます。
★★★
今まで小笠原ではドルフィンスイムに夢中でダイビングは2の次にしていた私。
もともとリゾートダイバーで経験本数も少なくてスキルに自信もないし、
潜るたびに鼻血を出す鼻血ダイバーでもあったので、ダイビングより素潜りのほうが気楽で楽しめたから。
前回の訪問から2年の間にダイビングの経験も増え、鼻血もほとんど出なくなった(!)ので
今回の旅行では潜るぞ!と思い切って重器材も購入した。
カード取得後10年経って、ようやくすべての器材を揃えることができた。
すでに持っていたウエットスーツまで新調する徹底ぶり!
初めて使用する新しい器材やウエットで、浮力調整がうまくとれるか少々緊張しながらの1本目です。
☆ ☆ ☆
ダイビング1本目 -ミズタマ-
母島の向かいに位置する向島にある、今年オープンしたばかりのミズタマというポイント。
ここでは小笠原の固有種であるミズタマヤッコのペアを見ることができました。
このミズタマヤッコという魚は1997年に新種として認定されたそうです。
深場に生息する魚で、水深25m付近で見ることができるこの場所はかなり珍しいポイントらしいです。
ミズタマヤッコ(オス)

ツバメウオがたくさんいました。

ずっと後ろをついてきてかわいかったよ!
新しい器材も問題なく、母島の手付かずの海を満喫できました!

ボートに上がってお茶を飲んでいると、アオウミガメが水面で甲羅干しをしていました。

カメを見つけて 「カメだ!!」 と大喜びで興奮する私たちとは裏腹に
船長やガイドさんにとっては、見慣れたいつもの光景として映るようです。
☆ ☆ ☆ ☆
いったんショップに戻って休憩。
クラブノアではアオウミガメの赤ちゃんを一時的に保護しており、水槽でたくさんの赤ちゃんが泳いでいました。

触ってもいいとのことで、私も手にとって見せてもらうことができました。
一見みんな同じように見えるカメの赤ちゃんもお腹が白い子、黒い子、甲羅の色なども
みんな1匹づつ違うことがよくわかりました。


緒に潜った、母島に昔住んでたこともあるという アマチュアカメラマンのKさんの話では
母島の小学校では、 アオウミガメの赤ちゃんと小学生がプールで泳ぎっこ競争するそうです。
こんなに小さくても、やっぱりカメの赤ちゃんのほうが速く泳げるそうです。
☆ ☆ ☆ ☆
2本目 -四本岩-
このワイルドな岩の間を潜ります。

中に入ると、大きな岩の門の間に光が射し込み、なんとも幻想的でダイナミック。

海底から見上げる水面も美しい。
魚もたくさんいました。

感動せずにはいられない光景。
岩の間からuターンすると、たくさんのイスズミが。
母島の魚は人なれしてないせいか、私たちが泳いでいてもまったく逃げようともしません。
なんとも魚影の濃い海です。
しばらく進んでいくとガイドさんが私を呼んでいます。
そこで見せてもらったのは、体長1cmほどの小さなキンチャクガニ。
この小さなカニは両方のハサミにイソギンチャクをつけて身を守っているのです。
小さな小さなこのかわいいカニは、まるでチアガールがポンポンを振るように、イソギンチャクを揺らしていました!!
これは明らかに私に対する威嚇の行動なんだけれども、愛おしいほどかわいいその姿。
自分の何百倍もある人間の手の平に乗せられてビックリしたことでしょう・・・ごめんね。
私がマンモスに向かってポンポン振って威嚇するようなもんですね。
でもこんなに小さなカニ、ガイドさんはよく見つけてくれたものです。
また小さな穴の中には大きなカノコイセエビが、数10匹ワサワサとうごめいていました!
ここの海の凄さを実感できた2本目でした
☆ ☆ ☆ ☆
ダイビイングの後、 一緒に潜ったアマチュアカメラマンのKさんが
特別天然記念物のメグロの写真を撮りに行くというので同行させてもらいました。
メグロは世界中で母島と周辺の妹島、向島にしか生息しない小さな鳥です。
大きさはスズメと同じくらいで、文字通り目のまわりが黒い。
特徴をわかりやすく説明すると、
メジロにKISSのメイクしたみたいな鳥!
はじめは沖港脇の階段を上ったところにある、月が丘神社に行きました。
鳴き声は聞こえるけど、なかなか姿を確認することはできません。
でもメグロは見れなくても、高台から海を見下ろせて気持ちよかったです。
道路にはこんなタイルも

☆
気を取り直し、小剣先山へ移動。
木々が熱い日射しを遮ってくれます。

私たちの足音の他には、鳥のさえずりしか聞こえない。
ゆっくり山を登っていくと・・・いました!!メグロです!!
鳥好きの私は大興奮!
メグロを驚かせないように、高ぶるココロを一生懸命押さえて見守りました。
小さくて活発に動くメグロをカメラに収めるのは、至難の業。
素人の私が撮った写真は、どこにメグロがいるのかさっぱりわかりませんでした・・
ハシナガウグイスです。

大きさはメグロと変わらない小さな鳥ですが、
ヒトに対する警戒心が薄く、自ら私たちのほうに近づいてきてくれたので写真を撮ることができました。
黒い瞳が愛らしいカワイイ鳥。
「ホーホケッ」 と鳴いてたから、
「〝キョ〟は?」 と思わずツッコミたくなりました。
南国らしい花もたくさん咲いていました。

ペンションの部屋に戻り、当たり前のように聞こえてくる鳥のさえずりを聞いていて
もしかして・・・と窓から裏の木々のあたりをよくながめていると、
メジロにまぎれてメグロもいるではありませんか。
こんなに近くにもいたのね。
つづく・・・