鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《原チャリで父島観光》9

2004年10月19日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8


からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆



10/16 延泊決定!


パパヤのケータ島ツアーに参加する予定でしたが、
朝海峡の様子を見てきたオーナーに会ったら 「ケータは無理だなあ。」 とのこと。

やっぱり台風の影響がここまできてるみたいです。

ケータは夏から秋にかけての海峡が安定してるときしか行けない場所。

今日は父島周りツアーに変更するとのことで、参加するならまたあとでおいでと言われた。

「参加します!」と約束し指定された時間に行ったのに、
「サルコさんはもうキャンセルみたいだな!」 と言い残して船はもう出ちゃったらしい・・・!!

でも出ちゃったもんは仕方ないので、慌ててKAIZINに電話。

15分後に船は出航するが急いで準備しダイビング船に乗り込む。



よかった・・・と安心したのも束の間。ものすごい豪雨が降りだした。

それでもISLAND QUEEN号は出航した。

わずかに進んでおがさわら丸の泊まってる二見桟橋付近ではやくも断念・・・



結局ダイビングも中止になりました。

ま、こんな日もあるか・・・なんて思えないのは、明日のおがさわら丸で帰る予定だからです!

でもなんかこのままは帰れない、帰ってはいけないだろう、って

どうしても帰る気にはなれず、もう1航海滞在期間を延ばすことにしました!






延ばすと決めたら、もうウキウキ☆今日の雨も、
ツアーの中止もどうってことないことに思えました!

単純な私。

バンドの練習でスタジオに入る予定があったのでメンバーと、
バイト先の女将に詫びの電話を入れ(みなさん、ごめんね。許してくれてありがとう)、
あとは残された小笠原での日々を楽しむのみです!







10/17 自分が乗るはずだったおが丸のお見送り!

宿の延泊を希望したら、アクアさんのご好意でたまたま他にゲストもいないこともあり、
いちばんいい部屋に替えていただきました。

今まで泊めさせてもらっていたお部屋も海が見えてとてもよかったのですが、
この部屋はベッドを5台置いても更にスペースが余るくらい広い!

東と西には天井まである大きな窓があって、海も山も見える!

広いバルコニーからは星も見れる!

経済事情により夕食付きから素泊まりにしてもらったのに、お部屋はグレードアップされてしまった!

アクアさんありがとう。



午前中は何もせず、お昼に近所の中華料理屋さんに行って昼食。

その後水着に着替えて、おがさわら丸のお見送りに行きました。

静岡から来たという同じ宿に泊まっていた年輩のご夫婦にも別れを告げ、
桟橋から出航を見送ったあとパパヤの船に乗せてもらいました。

出航日には島のほとんどのサービスの船が、おがさわら丸を追いかけてお見送りします!

この日は2つの台風が日本近海に発生していて、かなり海にもうねりがありました。

パパヤの船は最後までおが丸を追いかけ、さいごには船から海に飛び込んで手を振ります。さよならダイブです。

私ももちろん飛び込み、自分が乗船するはずだったおがさわら丸に手を振り続けました!

フィンもマスクもつけず、体ひとつでどれだけ深いかわからないうねった海に浮かんでるのはちょっぴりドキドキ。

でも波の高い海で浮いているのもなかなかきもちいいものでした。サーファーの気持ちがなんとなくわかった気がしました。


☆ ☆ ☆



10/18

台風の影響で参加予定のパパヤのドルフィンスイムのツアーは中止。
雨は降ってないんだけどね。

いきつけの店と化してる中華料理屋さんで昼食をとったあと、ホエールウォッチング協会へ行く。

会員の継続手続きをしたら、でっかいマッコウクジラのポスターをもらいました!

このポスター、おがさわら丸の中や父島ではあちこちに貼ってあって、
ずっと欲しいと思っていたものなのでとてもうれしかったです。

そのあと原チャリで水産センターへ行きました。

ここはちょっとした水族館的な水槽やウミガメプールがあり、自由に見学することができます。


ウミガメプールのアオウミガメの稚ガメ







そのまま原チャリで境浦→扇浦→コペペ海岸→小港海岸までお散歩に行ってきました。




夕食を食べたあとビジターセンターに、東京大学海洋研究所の先生と生徒さんによる

 『マッコウクジラは深海で何をしているのか』 という講座を聞きにいきました。

このおふたりは小笠原ホエールウォッチング協会とともに、マッコウクジラに吸盤装着型タグを装着し、
マッコウクジラの潜水深度、遊泳速度、環境水温などの調査をされてる方々です。

センターの部屋は話を聞きに来た人であふれ、急遽追加のイスが運び込まれる盛況ぶり。

お世話になってるダイビングショップのみなさんや、ドルフィンスイム船の船長、
他にもいろんな海のサービスの方々が来られてました。

調査に使用するタグはマッコウクジラに相当近づかないと装着するのが難しく、
装着したタグは数時間で自然に外れるようになっているのですが、
外れたタグから発せられる電波を元に大海原でタグを探して回収するのも
とてもタイヘンな作業です。
そんなタグの装着、回収に関する苦労話(?)も聞かせてもらいました。

ホントにマッコウクジラが好きじゃなければなかなかできない作業ですよね。

回収したタグから得られたデータの解析をしてみても、まだまだマッコウクジラの生態には謎がいっぱいです。

このように地道な生態観測や研究によっていつの日か、
深海で巨大なダイオウイカを捕食するマッコウクジラの映像なんかが見れる日がくればいいな。

先生、研究生のみなさん、これからもがんばってください!


先生たちもここ数日の天候と海峡の悪さで、なかなか海に出れずに調査がなかなか進んでないそうです。

講座から帰った私はてるてる坊主を作って窓辺に置いておきました。


☆ ☆ ☆


10/19

今日も波が高くてドルフィンスイムのツアーは中止。
でも晴れているので原チャリで島内1周することに。

★ 海洋センター

ウミガメの生態の研究や保護をしている施設で、センターには今年産まればかりのアオウミガメの稚ガメが数百匹!

ウミガメが水面で浮かんで休息しながら、両手を甲羅の上に乗せて楽チンそうにしてる姿なんてはじめて見ました!








アルビノのカメもいました





★ 製氷海岸

二見港の中のある赤灯台から南側の海岸。




隣は漁港で漁船がいっぱい泊まってるし、目の前はおが丸をはじめ多くの船が行き交う航路。

こんなとこでシュノーケリングできるのか?って思うような場所ですが、
海に入ると、とにかくすごい枝珊瑚が広がっているのです!

泳いでも、泳いでも枝珊瑚!







どこまでも続く枝珊瑚の絨毯






こんなにキレイなウニもいました。





やっぱりすごい小笠原。




★ 境浦

沖合いに座礁船濱江丸が残る海岸。


座礁船、濱江丸の海中の様子




魚の住みかになってます





水面上に出てる部分も






小笠原の海岸は木々が生い茂り、泳いだ後は木陰でのんびり。





海の青と木の緑。最高に気持ちいいです。





森林浴と海水浴が同時に楽しめます






ここでお弁当を食べ、次は中央山に向かいます。

私はヘルメットにサングラス、ウエットスーツを腰まで脱ぎ、
ラッシュガードという妖しすぎるいでたちで原チャリで走ってました。





★ 中央山

周囲360度の見晴らしが楽しめます。

なんとも爽快!


夢中で望遠鏡をのぞいてます






私たちが泊まっている大村海岸も見えます





レーダーの台座が残ってます





見晴らし最高!!






★ 長崎展望台

兄島と兄島瀬戸を見渡せる展望台。



高さを感じるので、高所恐怖症の私はちょっとこわかったりしますが、ここから兄島瀬戸をながめるのが大好きです。





「 野ヤギ注意 」




小笠原にはこんな標識も。

オカヤドカリの絵の標識もあるんですよ。







小高い丘からながめた大村海岸。





青くて丸い屋根の建物が宿泊中のアクアです。

ロケーション抜群です!



★ 宮の浜

シュノーケリングしました。

台風の影響で海底の砂が舞い、透明度は悪かったです。

いつも透明度抜群の海で泳いでいるので、先の見えない海で泳ぐのは、いくら浅くても結構コワイものですね。

透明度がよければ、底が見えないような深さでも平気なんですけどね。

瀬戸に向かって泳いでいると、トビエイ4匹が目の前に!

視界が悪くて、お互い目の前に来るまで気付かなかったんです。

私もエイたちもビックリして、エイたちは急旋回して海のなかを飛ぶように泳ぎ去っていきました!!



★ ウエザーステーション

朝、昼、夕、夜、いつ来てもここからの景色は最高だけど、夕日は格別!

夕方近くになると、観光客だけではなく、島に住む人たちも美しい夕日を見に集まってきます。

大阪でも夕日はよくながめますが、わざわざ毎日、そのためだけに出かけたりはしない。

夕日を見るために、わざわざ山を登って集まってくる島の人たちの暮らしは、ホントに豊かだなあと思います。














つづく・・・