鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

2004年10月14日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6


からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆


10/14 ピグミーシーホース!

ダイビングしました。

今日のゲストは私たち2人のみ。大きなISLAND QUEEN号を貸切です!スゴイ!

もしこんな立派なクルーザーを自分たちでチャーターするとしたら、すごいお金がかかるはずです。

そして今日は貸切だから、もうどこでも好きなとこで潜らせてあげるというのです!

なのに私たちは父島のダイビングポイントをろくに知りもしない。もったいない話です。

とりあえず、いまだ見たことがない世界最小のタツノオトシゴ、ピグミーシーホースが見てみたい、とリクエストしました。

そんなもんでいいんですか?みたいな反応のガイドさん。小笠原ではやっぱりマクロ生物より、大物見たほうがいいのかな?

でもじゃあピグミー見にいきましょう、と兄島の西にある人丸島というところに向かいました。






1本目 -人丸スペシャル-

今日も海は透明度35m。いいですねー



今日のガイド、Kちゃんもフロートを使ってギンガメアジを呼んでくれました。

なんだか青っぽいお花のようなものが、ヒラヒラと岩にくっついています。

それはミカドウミウシの卵なんだそうです。不思議な卵。

触ってみて、と合図してくれたので、傷つけないようにおそるおそる触ってみたら、
なんとも気持ちいいサラサラ感でした。








続いてニラミハナダイ!

美しいハナダイの中でも抜群にキレイなハナダイです。

目に斜め上にむかってアイシャドーをぬったようなラインがあり、睨んでいるように見えるのです。

基本的にかなり深場に生息する魚ですが、ここでは水深20mくらいで見れます!

砂地にはホワイトチップが3匹。オスがメスを追いかけていました。






そしていよいよピグミーがいるというアーチの中へ、

岩陰にテングダイがいました。ほんとにテングみたいです。小笠原の海にはたくさんテングダイがいます。

同じ場所にミギマキもいます。

この魚もこの辺りの海にはたくさんいます。

黄色い体に筆で書いたような斜めの黒い縞模様があります。

この魚のいちばんの特徴は、口紅を塗ったように唇が真っ赤なこと。チャーミングです!




テングダイ




ミギマキの正面顔。唇赤いでしょ!








そしてピグミーがいるというピンクのヤギ。

ガイドさんが指さしてるところをそっと見てみると・・・いました!!

ピグミーシーホースです!2匹いました。

めちゃくちゃちっちゃい、というウワサどおりホントにちっちゃい!そしてめちゃくちゃカワイイ!

1cmくらいでしょうか?ヤギそっくりに擬態してます。

この小さな生物を、この大きな海で最初に見つけた人はスゴイと思います!

ちなみにピグミーの日本初報告はここ小笠原らしいです。

小さな尾をしっかりとヤギに絡ませてくっついています。

海にはこんな小さなタツノオトシゴが、潮の流れにも負けずに生きてるんだ!

これからは海を見ると、この海のどこかで、このピグミーも生きてる!って思うだけでうれしくなっちゃいそうです!

あーやっぱりダイバーになってよかった!素潜りでピグミーは見れないもんね。

知らなくても生きていけるけど、知らずに生きてくのはもったいない海の世界。

知ってしまうと、もうその魅力からはのがれられないんだけどね!

マクロすぎてマクロレンズなしでは写真は撮れませんでした。撮りたかったなあ・・・

最大32mまで潜りました。やっぱり深い小笠原。







私がイルカ好きなことも承知してくれてるKAIZINのSTAFFさんは、
お昼の休憩場所に向かうまえに、南島までイルカ探しにつれていってくれました!

天気がよくて海がめちゃめちゃいい色してます!



ほんとにキレイ。

毎日海に出てるガイドさんでもやっぱり感動してました。

結局イルカには出会えませんでしたが、

この海の色を見てシアワセにならないはずがありません!

小港にブイを取り、ランチタイムです。

気持ちいいです!



あまりにも気持ちよくてキャビンでお昼寝・・・







休憩場所から見たコペペ海岸



プライベートビーチみたいでお気に入りのビーチです







休憩中オーナーと鮫の話になり、興味深い話をいろいろ聞かせてもらいました。

その中でいちばん印象に残ったのはシュモクザメの話。

シュモクザメはハンマーヘッドとも呼ばれるトンカチ型の頭を持つ鮫。

そう簡単に会える鮫ではないんですが、小笠原ではシーズンになると、

このISLAND QUEEN号を泊めてる港の中まで子どもを産みに入ってくるんだそうです!

港の中は透明度が悪いので見えないらしいですが、シュモクザメやその赤ちゃんが港の中にいるなんて!!

鮫は卵胎生でお腹の中で卵が孵化し、鮫の形になってから産まれてくるのですが
、産まれたばかりの小さなトンカチ頭の鮫の赤ちゃん!見てみたい!

なんでも東京のいくつかの水族館の人たちが、漁師さんに頼んでシュモクザメの赤ちゃんを釣ってもらって
水族館につれて帰るらしいです。

東京の水族館に行けば、赤ちゃんシュモクザメが見れるかな?


☆ ☆

2本目 -父島タコ岩-

大物狙いでタコ岩で潜りました。

入るとすぐにクマザサハナムロとウメイロモドキの群れが。

うじゃうじゃいます。

私たちのまわりを取り囲んでくれ、夢見心地。

でもその群れにギンガメアジやイソマグロがアタックをそかけます。

目の前で食物連鎖の光景が見れるんですねー。





この光景に思わず見とれてしまいます





クマザサハナムロ




ウメイロは光が当たるととってもキレイです。





シマウミスズメです。フグが好きで昔飼ってたこともありました。



このフグはツノみたいなのが生えてて、模様もなんとも摩訶不思議。





クマノミ。小笠原にいるのはこの黒いクマノミだけです。


幼魚はオレンジ色なのに、なんで黒くなるのでしょうか?

日焼けというウワサもありますが・・・!?

黒いし、デカイし、近すぎすぎるなよ!と睨んでくるし、かわいいというより、ワイルドなイメージです。

イソギンチャクが真っ白なのは沖縄の珊瑚などと同じく、
水温が高くなりすぎたために白化してしまったのだそうです。

珊瑚と違って水温が下がれば、また元の色にに戻るらしいです。

今年は台風が多くて水温はそれほど上がってないのにね・・・






アカヒメジの群れがのんびりと泳いでいます。



黄色いのになんで〝アカ〟ヒメジなのかと不思議でしたが、
夜寝るときや、死んでしまうと赤くなるんだって。



シマキンチャクフグ。



フグのどこが好きって、正面から見た顔がかわいすぎる!目の動きが左右別々でオモシロイ!

泳ぎ方が独特!体型が不思議!閉じたり開いたり曲がったりする尾びれもかわいい!見てて飽きない!笑ってる!ように見える!etc・・・







回遊魚ポイントだけあり、カッポレなどもいました。
大きなブダイがガリガリと珊瑚をかじってる音が聞こえてきます。

タテジマキンチャクダイは幼魚はうずまき模様、成魚はたてじま模様、と
幼魚と成魚で全然模様が違う魚として有名なんだけど、
体の大きさは小さいのに、模様だけはしっかりたてじま模様になってる大人になりたての子がいました!

ミニサイズのタテジマキンチャクダイ、かわいかったです!









宿泊先のアクアの隣には聖ジョージ教会があります。





ダイビングのあとは、いつもこの教会の脇に洗った器材を干してました。

まわりにはイソヒヨドリやメジロがよく遊びにきて、気持ちよさそうにさえずっていました。





また台風が発生した模様。

進路からははずれていて、直撃はまぬがれそうですが海はうねるかも・・・

ほんとに今年は台風のあたり年ですね。