ポチの女房

専業主婦のつぶやき

カーネーション 第133回

2012-03-10 23:31:18 | カーネーション
夏木糸子になってから、ミシンの登場がないことの他に、話のテンポが遅くなったなあと感じます。糸子と掛け合いする相手も、いなくなったし。癒しの千代のような存在もなくなって。それが、年をとるということなのかもしれません。まだ続く里香の話。

糸子は里香に説教。「服ちゅうんはな、着て歩くことで、それにふさわしいものを引き寄せて回るんや。自分が世間にどない見えたらこんな目にあわんですむか、よう考え。わからんかったら、うちにはおかれへん。東京帰り。」
優子が送ってくれた服を着ようとしない里香に、三姉妹の古着をもってくる糸子。「うちにあるっちゅうことは、誰かが着てたんや。」

昭和61年(1986)1月。初売りの前日、アホボンらを呼びました。例の生地で新しい服を仕上げてみせる糸子。
すっかり変わってしまった里香に驚く譲とアホボン。

《今回のオモロー》
聡子が里香に言ったのは「里香古着きてんけ。やるなあ。ロンドンのオシャレいうたら、古着やで。おもろいなあ、見てみたいなあ。」
聡子のことばには、あったかみがある気がします。

糸子は里香と向き合います。「何が気にくわへんねん。」「わからへん。」里香は急に母親に対して反抗心を抱き始めたようです。見た目はちょっとぐれてる風ですが、そんなにぐれてないように思えます。

譲とアホボンともうひとりがやってきて、「先生のブランド作らせてもらえないでしょうか。」と提案。

夏木編、最初の一週間が終わりました。まだなれないというのが、正直なところです。
『おしん』のときも、田中裕子さんから乙羽信子さんに変わったとき、違和感があったような気がしています。それでも、はじめに乙羽さんが出てきて過去を振り返るという設定だったし、時々でてきたこともありますし。乙羽さんの部分だけで3か月あり、一つの物語になっていたように思います。今回はたったの4週間です。それで、夏木糸子の世界がつくれればOKだと思いますが、果たして?