「書楼弔堂 破曉」 京極夏彦 集英社
6編からなる連作短編集。
探書壱 臨終
明治20年代。
元士族の35歳の高遠彬は、3月前から病気療養を理由に妻子と離れ一人で暮らしていた。
その住まいの近くに、弔堂という本屋があった。
三階建ての燈台の様な造りで、そこが本屋とはなかなか気が付かない。
高遠はその近くで知り合いの本屋丁稚と合った事でその存在を知る。
本屋の主人は、本は墓、 . . . 本文を読む
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