しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「アメリカン・ラプソディ」 2001米

2005年10月12日 | 映画
ハンガリー動乱の頃、家族を守る為にアメリカへの亡命を計った家族(父母姉妹)だが、手違いにより赤ん坊だった妹ジュシーだけが残される。
亡命後、政府などに働きかけて5年後にジュシーはアメリカに来る事が出来たが、
それはジュシーを自分の子供の様に育ててきた養父母との別れでもあった。
ハンガリーに帰りたい気持ちを抱えたまま成長したジュシー。
ジュシーを守る為に過干渉になっている母親との心のすれ違い。
父親はジュシーが子供の時に「大人になっても帰りたければ、帰してあげる」と約束していた。ジュシーその約束を果たしてもらい、ハンガリーに帰る。
優しく迎えてくれる、養父母。しかし、かつての家は政府に取り上げられていた。
祖母から、母の思いも聞き、自分の家はここには無いと、またアメリカへ戻っていく。

家族を大事に思う人達の物語。思いが通じないのは、その人のせいだけじゃない。
社会環境が許さない時もある。
アメリカの風景とブダペストの風景を比べたら、ブダペストにいたいと思う。
けれど、その頃のブダペストには自由がない。空気が重く感じられる。
ジュシーの心の葛藤は落ち着き先を見つけたけれど。
こんな状況を作ってはいけないんだ。
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