「何かが道をやってくる」１９８３米

レイ・ブラッドベリの同名小説の映画化。
１０月のある夜、中西部の田舎町に突然現れたカーニバル一座。
１２歳の少年、ウィルとジムはそのカーニバルの中で秘かに行われている奇怪な儀式を目撃する。
やがてカーニバルの座長・ダークは秘密を知った少年たちに迫る。


ブラッドベリの小説は結構怖い。秋は邪悪な物がやって来る季節。
冒頭の避雷針売りが結構、不気味だった様な印象があるが、映画の避雷針売りは普通だった。
しかし、カーニバルの妖しいさ、鏡の迷路や回転木馬などは雰囲気が出ていたと思う。
団長のダークもよかったが、もう少し妖しさが出てもいいかなと思う。
少々、子ども向きに作られた物かもしれない。
でも、不思議な物語を少年の目を通して楽しめる作品。
ケバケバせず、ノスタルジックな感じもいい。