しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ヴァンパイア・レジェンド」 その2

2006年03月17日 | 観劇
個人感想。
  ☆Venom(ヴェノン)  ♡Vice(ヴァイス)
ゼーリヒ     
 ☆笠原浩夫
  怒ったように声を荒げる事が多く、ジョージにも強引に迫って行く感情の激しいゼーリヒ。自分の意志を一番大切にしている、ひとりでも生きて行ける孤独を感じた。
雰囲気的にはドラキュラ伯爵に似ていると思う。
でも強引さは、後で見た方が薄くなっていた気がする。
踊りは苦手かな?三上さんの方がのびのびしていて上手だった気がする。
 ♡及川健 
  「ハンサムで美しく上品で優しい」と、ペロドン達が言った通りの美しく、そして可愛いゼーリヒだった。赤いクッションに寝そべる姿とかは及川さんにしか似合わない表現だと思う。動きも優雅で綺麗だった。
ジョージに語りかける声や話し方も心の中にしっかりと届く、幻想的な雰囲気が良かった。
でも、怒りを表す時はちゃんと迫力があり、メリハリもあった。
踊りも、ダンスチームだけあって綺麗だった。松本ヴェルトをリードしていた。
将軍とゼーリヒの母が話している時、この2人はずっとおしゃべりをしていて、笑い声も自然に上がった感じでよかった。何を話しているのか聞きたい気がする。(笠原・三上コンビは静かに月を眺めている時間が長かったから)
女性役の時は鬘だが、自分の髪の方がずっと素敵に見える。Lifeの公演でも、もっと男役をやって欲しい。今回のキャスティングは大成功だったと思う。         後、及川さんはいつもそうだが、演技として言葉と動作が一致しているので、観ていて落ち着く。

ジョージ         
 ☆曽世海児
  年齢とお坊ちゃんと言う事を意識した演技だと思うが、なんとなくそれがわざとらしく感じてしまい、しっくり来なかった部分もあった。その分、一人語りの所との差ははっきりとしていた。
ゼーリヒに強く迫られる分、反発してしまうのだが、本当は魅せられているのが分かる。だから、ゼーリヒが自分の事を言わない事に対しても、余計、苛立ちや怒りを感じしまう様だった。気持ち的にはしっかりしている感じがしたジョージだった。
 ♡山本芳樹 
  曽世ジョージと違い台詞がぴったり合っていた。お坊ちゃんでほんわかした世間知らず、みたいな感じ。受け身の、ちょっと女性的な感じが及川ゼーリヒとよくあっていた。山本ジョージも可愛いという印象。
だから、商人からゼーリヒを守ろうとしているのが頑張っている感じがする。
ラフォンテンが「ぼーとしいてるのは前から」と言った時に、笑いが起きるのは(曽世さんの時もちょっと起こるけど)ジョージの事だけではない気がする。キャラクター的にもあっているのかな。
ラストに結んでいた髪をほどいて、ワイルドになる所の変化がちょっとどきどき。その後もシーンもどきどきだけれど。
ジョージの衣装、曽世さんは紫で、山本さんは青だった。

エノザベス                            
 林勇輔
  ジョージのお母さん。本当に『お母さん』で、女主人だった。上品で落ち着いて威厳も感じられる。そして、息子を深く愛している母親。
しかし、ゼーリヒに対する態度はがらりと違う。このエリザベスの態度がこの話しの雰囲気を変えている重要なポイントのひとつでもある。
2人のゼーリヒがあんなに違うのだから受ける印象も違う。それを適格に表現してくれていた。同じ台詞なのに、凄い。
そう言えば、笑い担当かと思った林さんがエリザベスでは笑いを取るシーンは…あっ、ひとつ牧島医師とのシーンであった。「おかしい、おかしい」って。

ペロドン             
 ☆関戸博一
  ちょっと男らしい女性だけれど、関戸さんの女性はしっかりしていていい。
乳母という役だが、やはり若く見えるから、曽世ジョージの乳母には見えなくて、小間使の感じもした。髪形も可愛くて似合っていた。
今回、関戸さんは、トークショーの司会もしたが、人数を数える時に、及川さんの事を「小さい人がいて見えない」と言ったのは…ジョークだったのか、本気だったのか?
 ♡青木隆敏
  関戸さんと同じで、乳母より小間使に見えたが、ラストの方で「赤ちゃんの時と同じ様にお守りします」と言った時に、あっ、この子を育てた乳母なんだと感じた。髪形も似合っていた。

ラフォンテン                           
 ☆藤原啓児
  固い厳格な感じの家庭教師。だからゼーリヒの習慣を受入れ難いものを感じで、あまり好きにはなれなかったのだろう。と思う。
ワインが「お口にあいませんか」というのも、嫌味に聞こえた。
台詞を言っていて、急に口調を変えるのよく聞き取れない事があった。
そうか、藤原ラフォンテンは笑いを取ろうとしている所があった。
 ♡石飛幸治                              
女性らしい慈愛に満ちたロマンチストの家庭教師。
月夜のシーンで「窓が銀色にキラキラ光って、妖精を招待しているよう」と言う台詞が似合っていた。本当にいつもそんな事を思っているのだろうなと。
ゼーリヒに対しても、心配して、優しく接していた。家庭教師と言うより乳母としての素質が大きいかも知れない。

シュピールスドルフ将軍
 ☆寺岡哲 ♡奥田努
  平常心を失っている将軍なので、2人とも台詞は叫び気味。
でも、少し落ち着きがあったのは、寺岡さん。立派な重みのある将軍。紳士は似合う。
ゼーリヒの母との会話は、奥田さんの方がメリハリがあって、集中して聞いていられた。奥田さんの方が動作が大きいのかな?必死になった感じが良かった。

ヴェルト
 ☆三上俊       
  ヴェルトはふたりとも可愛くて、若い。初々しさを感じる。
ゼーリヒと踊る場面は、三上ヴェルトの方が堂々としていた。
叫んで死ぬシーンは三上さんの方が迫力があった。
 ♡松本慎也 
  松本ヴェルトは、ちょっとたどたどしい感じでリードされていた。その分、舞踏会に始めて参加した初々しさを感じられた。          
ゼーリヒとヴェルトの関係はこちらの方が仲良しに見えた。
ヴェルトの出番が少ないのが残念な気がした。

ゼーリヒの母
 舟見和利
  大仰な振るまいで怪しげな人物がうまく表現されていた。
すらりとした身長に、ロングの衣装が似合う。
こういうちょっと(かなりか)怪しげな女性は舟見さんに似合う。
自分で付けた名前がある。ベーリヒ。
しかし、本を読んだ時も思ったが、この母親も吸血鬼なんだろうか。操られた人間とか…。どんな役割をになっていたのか、あまりはっきりしない、フェードアウトしてしまう人物。                    

従者   
 船戸慎士 篠田仁志
  馬車が倒れた時に、母とゼーリヒを抱いてくる力もちの従者。
ゼーリヒを抱いてくるのは船戸さん。及川さんは抱けるが、さすがに笠原さんは肩に担いでいた。
余談だが、それを考えると『OZ』での笠原さんは凄い。岩崎さんを抱き上げるのだから。まあ、サイバノイドだからね。
この二人にも名前があった。舟見ベーリヒ命名、ブナードとビノーダ。

ヴァンパイア
 佐野孝治  
  ゼーリヒとすり変わり、ヴァンパイアを登場させるやり方は面白かった。
マントをなびかせての、アクションは凄い。迫力があった。血を吸う前の首の振り方など、人間ではないものをうまく表現していたと思う。
ずっとフードを被っているので、カーテンコールと時は顔を見せて欲しかったな。
舞踏会では、女性役で踊っていた。
トークショーで言っていた、商人が落としたスカーフを前転しながら拾うシーンは見た!あの時、もしかしたらと思って注目していたら、本当に持って行った。凄いと感心した。

※フレッシュ君達が絵を持って来くるのと、棺を運ぶので登場。
新人公演の後だから、ちょっと物足りない気もするけれど。
そして、フレッシュ君は新人公演には出なかった人が2人いて、全部で7人いる。
始めに病欠だった大成さんが最後は出演していた。間に合ってよかった。

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