ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

毎月15日はジュゴンの日♪ 

2012年03月15日 | ジュゴン大好き
毎月15日はジュゴンの日
本土では梅の花が遅れた満開を迎えている頃でしょうか?

 

さて、今月のジュゴンの日は宮古島でジュゴンを見た事があると噂の船長さんを訪ねました

船上でケガをされてしばらく海にでないで休養中とのお話だったので心配しましたが
あら、お元気 ケガもすっかり良くなっているそうで何よりです

 

頂いた名刺に「宮古島市深海1本釣名人」と書いてありました ワァオ
お歳は80歳・現役船長さんであります

早速ですがジュゴンを見た事はありますか?
「昔2・3回船から見たけど、あれは大変臆病な生き物だから、見えたと同時に逃げてしまうよ」

船長のお父さんが、昔は漁港で2・3回網にかかってあがったことがあると言っていたのを覚えているそうです。

 

この貝を見てごらん~ キュウリみたいでしょ
こっちのホラ貝は二重だよ~ こんな貝は見た事ないでしょ~

大きな魚は貝を丸のみして中身だけ溶かして食べて殻はおしりから出すわけさぁ
みんなが海岸で拾ってる穴の空いてる貝はおしりから出た貝殻だよ 

 

海の話なら次から次へとあふれ出てくる船長
へぇ~   おっとジュゴンの話をもうちょっと聞かなくちゃ

ジュゴンを食べたという話は聞いた事ありますか?

「お爺さんかお父さんは食べたような話を聞いたけど、あまり美味しくなかったみたいよ~、何が入れないとダメだって」
 あれ?ジュゴンて海の牛と言われでたいへん美味と噂なんだけどなぁ??

「そういえば子供の頃捕鯨漁をしていたお隣さんからイルカをもらって食べた事があるけど、ヤギみたいな臭いがして美味しかったさぁ~」

 あぁ・・味覚が、そっち好みなんですね。 ヤギ・・



1本釣り鰹漁に現役で海に出ている船長の手はとっても大きく指も太くて肉厚でした。
後ろの貝を見せようと立ちあがったら身長の小柄な事に驚きました。
奥さんもニコニコとお茶やらヤクルトやらコーラやらと次々と どうぞお構いなく

 

船長の楽しい話も次々と
大漁の日に鰹漁にバイトに来た友人が船酔いして10万円の総入れ歯を海に落として
鰹に丸呑みされてしまい その日のバイト代が11万5千円だったよ~という話

鰹も神の魚と言われていたと聞いているよ、食べなかった時代もあるみたいよ~

死んだサンゴの場所に魚は多いんだよ、生きてるサンゴにはつかない海草が2週間でつくから、などなど

 

ところでジュ・ジュゴンの話なんですけど・・

何か他に知ってる事はありませんか!!(最後にアバウト)

「とにかく臆病もので、しっぽは大きいと聞かされた。だからスピードが早いって」
「アマモ(ジュゴンが食べる海草)のことをザンのヒゲと呼んだよ」

へぇ~ ちょっとの昔までは宮古島近海にもジュゴンがいた事は確ですが、
でも、ジュゴンに関するエピソードやジュゴン情報はもうほとんどなくなっているようですね

    

帰り際に「これを持って行きなさい」と渡されたスーパーの袋 ズッシリ。
家で開けてみるとたくさんの貝殻 船長からの贈り物でした

 

そろそろデイゴの花が咲き始めています 来月のジュゴンの日には写真を撮ってきます
道に咲くブーゲンビリアが今日もキレイです