乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

上海で春節

2019-02-16 | 中国
 旧正月の影が薄くなった日本で暮らしていると中華圏の春節や韓国のソルラルがうらやましくなります。今年は幸い上海で春節を迎えることができたのでちょっとうれしいものがありました。ただ中華圏のお祝いにつきものの爆竹は上海では禁止されているので静かな春節になりそこは横浜の中華街に行った方が春節らしかったりするかもとちょっと面白くなったりもするところです。
 さてそんな春節気分はいいのですがお店は休みが多くひっそりしています。


 そこで上海を代表する観光名所の城隍廟・豫園辺りなら店も開いているだろうと行ってみることにしました。案の定東京だったら浅草辺りのように初詣の人出は相当なものです。そういえば以前春節に台北で龍山寺に行ったときも賑わっていたなあとふと思い出しました。人出をさばくため周辺の街路を一方通行にしているので人の流れはそれなりにスムーズに動いているのですが行きたい所へだいぶ遠回りしなければならないこともあったりします。


 今年は中華人民共和国70周年だそうです。となると10月1日の国慶節は賑やかでしょうね。


 とりあえず城隍廟で初詣をしました。床にはお賽銭がたくさん散らばりさすがの景気のよさです。


 ほっとくとどんどんおカネが増えて行くので磁石のついた棒で回収する係の人がいました。ということは中国の硬貨は磁石にくっつくのですね。私もあやかれますようにと祈らずにはいられません。


 せっかく来たので九曲橋を渡り豫園も見物しておきます。


 そうこうするうちお腹が空いて来たのでこれまたせっかく来たのだからと小籠包の有名店南翔饅頭店に行ったところ席がいっぱいで並んでいたのでテイクアウトのものを買うことにしました。


 日本のイノシシ年は中国ではブタ年なのでブタの絵が大きく描かれていましたが小籠包で盛業中となると別にブタ年に限らず使えそうな気がしたりです。幸いあまり列が長くなく割とすぐに順番が回って来たら鮮肉小籠饅頭(小籠包)に加え蟹黄灌湯包を頼んで立ち食いと相成ります。


 という具合にお腹が満足したらなんとなく納得したので初詣というか界隈の見物を終えました。もっとも満足したはずがあまり間をおかず大壺春という店で生煎(焼小籠包)を焼いている様子が見えたらつかまってしまったのですが。大壺春の字をウマくあしらったマークもなかなか魅力的です。この手のコナモノは一旦満足してもすぐに目に訴えかけて来るので困ったものだとか春節に春のつく店だとなんとなく縁起がいいなあなどと思いながら食べいよいよ満足しました。

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