乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

河回村から屏山書院

2018-03-29 | 韓国
 今月は10年以上ぶりで韓国有数の観光名所安東の河回村(河回マウル)に行きました。河回村は古い建物が残り2010年には世界遺産に登録されたような民俗村とは言え長らくのご無沙汰となればあれこれ変わるものです。かつては村の入口で市内バスを降りて入場券を買い入村したのが、今は村からだいぶ離れた場所にある駐車場で市内バスを降り入場券を買ってシャトルバスに乗って村の入口に行くという手順になっていて戸惑いました。


 さてこの河回村から市内バスで10分ちょっとのところに屏山書院という名所があります。ハシゴにはもってこいという感じですが残念なことにこの間のバスは1日3往復と少なく効率よく使えません。そこで河回村から屏山書院までまず歩き、屏山書院を見物したあとバスに乗るということにしました。
 とりあえず河回村の案内所で様子を聞くと河回村と屏山書院は儒教文化ギル(儒教文化の道)という遊歩道で結ばれているとのことです。そのつもりで歩き出すと道標が河回村の入口近くにある分岐点(下・左の画像)に立っていて左に向かう道が儒教文化ギルとありました。それに従うとしばらく田畑の中の田舎道が続きます。


 田畑が切れると坂になりました。ところどころに道標があり河回村と屏山書院への距離が書いてあるので目安にしつつ登って行きます。


 登り切るとあずまやがあったので洛東江を見下ろしながらひと休みしました。


 あずまやの後は下りだけかと思ったらもう一度階段の登りがありそのあとは木立の間に洛東江を見ながら細い道を進みます。


 河回村も屏山書院も洛東江沿いですが儒教文化ギルは川からやや離れたところを通っているので川がよく見える場所は案外と少な目でした。


 このあと下るともう登り道はありません。林や畑を抜け屏山書院に着く手前にあった分岐点の道標を見ると山を通って河回村に向かう道とありました。どの程度整備されているのかわかりませんが山歩きを楽しみたいという向きはこちらを検討してみるのも悪くなさそうです。


 という具合に歩いて屏山書院に着くと河回村から道標の道のりだと3km、歩いた時間は1時間10分くらいでした。それなりに上り下りはあったもののそこまで大変ではないという印象です。


 屏山書院見物を済ませその先の食堂やカフェを通り過ぎたところにある停留所で市内バスに乗りました。走り出して屏山書院に出入りするバス通りが珍しく未舗装道路だったのに驚いたのはオマケという感じでちょっとトクした気分です。


 そんなわけで歩くのはなかなか楽しかったのですがもう少し河回村~屏山書院の市内バスの便数があればいいのにと改めて思いもしました。