乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

東京であんもち雑煮

2019-01-12 | 東京都
 正月にお雑煮を食べていたらふと香川県の「あんもち雑煮」を思い出しました。あんもち雑煮は白味噌の汁に甘いアンコ入りの丸餅が入った面白いもので高松には正月でなくとも出しているお店が数軒あります。白味噌と甘いアンコの味を思い出したら食べたくなったりことでんにも乗りたいななどと思ったりです。


 ことでんは無理ながらあんもち雑煮の方は東京で食べることができます。場所は新橋駅近くの「香川・愛媛せとうち旬彩館」という2県合同のアンテナショップに入っているレストラン「かおりひめ」で、今年は1月4日~15日の間出しているというので行ってみることにしました。新橋といえばことでんに渡った京急1000形がかつて地下を走っていたなあとなんだか妙なところで縁を感じてしまいます。
 まず1階のアンテナショップの方をのぞくと白味噌に餅に出汁につかういりことあんもち雑煮の材料が揃っていました。何人かで食べるかたくさん食べたいなら買って自作するのもよさそうですが今回は1人で1杯食べられればいいので素直に2階のレストランへと上がります。


 待望のあんもち雑煮はアナゴが載ったひと口分のお寿司とセットになっていてなかなか可愛らしくお正月らしい華やかさです。楽しく食べ終わって帰り際に店内を見たら「年明けうどん」なるポスターが貼ってあるのが目につきました。つまりはそのままで正月にうどんを食べようというキャンペーンのようですが、それよりはあんもち雑煮を広めて1年中食べられるようにして欲しいなあと思ったりもするところです。


 さて香川・愛媛せとうち旬彩館の向かいには「とっとり・おかやま新橋館」というやはり2県合同のアンテナショップがあり、ここのレストラン「ももてなし家」でもご当地のお雑煮を出しているとありました。(こちらの今年の雑煮を出す期間は1月4日~14日)メニューを見ると鳥取県の雑煮は「小豆雑煮」で「甘~い小豆のお雑煮です」と説明が書いてあります。あんもち雑煮の後ということもあり気になって頼んでみると甘いアンコの汁に丸餅が入るという田舎汁粉の親戚のような感じのものでした。お雑煮としては変わっているものの甘味処に行ったような何となく釈然としない気分にもなってしまいます。


 という具合に東京では馴染みのない雑煮を食べたらふと台湾で春節を過ごしたときに廟で振る舞われた紅白の小さな餅入りの汁(湯円)を思い出しました。韓国のソルラルはトックを食べますし正月にはあちこちで餅入りの汁がつきものですね。ただ日本は今は新暦の正月なのでだいぶ時期がズレてしまいますけれども。となると旧正月になったら湯円やトックが食べたくなってしまいそうです。
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コリアタウンの無料バス「K-shuttle」延長

2018-12-31 | 東京都
 新宿のコリアタウン周辺に無料バス「K-shuttle」が運行されています。以前乗ってみたもののコリアタウンに行くときはたいてい新宿駅や新大久保駅から歩いてしまうのでその後あまり乗る機会もなかったのですが、いつの間にかこのバスの運行経路が大幅に変わっていたので改めて乗ってみることにしました。

 路線図と時刻表はK-shuttle公式サイトに載っているのでまず確認すると経路がだいぶ長くなった分1日4便と以前より少なくなっています。これは1両のみの運用なので仕方がないのでしょう。
 新宿駅西口地下ロータリーから乗ることにします。標柱など目印になるものがないので初めてだと戸惑うかもしれませんが都庁行きのCH01停留所付近が停車位置です。車内には運行日と年末年始の予定が貼ってありました。


 運行日は2018年まで月曜を除く毎日運行だったのが2019年からは月・火曜運休(月曜が祝日の場合は火・水曜運休)になるそうです。また大晦日と元旦は運休という告知も並んでいました。


 地下ロータリーでは私以外にも結構たくさんの乗客がいたので驚きましたが多くは次の京王プラザホテル前と都庁前で降りてしまいました。コリアタウンとは関係ない区間の利用ながら運よく来たら無料で行けると知っている人は意外にいるようです。新宿駅の西側を回った後は甲州街道の陸橋で東側に出て韓国文化院向い停留所を経て丸正が目立つ四谷三丁目の交差点へとコリアタウンとは全然違う方向に結構遠くまで走って行きます。


 四谷三丁目交差点で南下する都バスの品97と分かれ北上し曙橋を渡ります。


 自衛隊の前を通った先の停留所は東京女子医科大学手前(東京韓国学校正門向かい)です。韓国文化院とともに延長して遠回りになった経路にはちゃんと韓国ゆかりの施設があるというわけですね。


 都バスの宿74が折り返す東京女子医大を過ぎるとコリアタウンに向かっている感じがして来てなんだか安心しました。


 東新宿駅の上を越えていよいよコリアタウンまで来ると職安通りから区役所通りに入りさらにバッティングセンターの脇と裏道を回ります。再度職安通りに出て着くドン・キホーテ前停留所で降りました。ここまで新宿駅西口ロータリーから定時で48分もかかり乗り通したのは私だけでしたから新宿駅からコリアタウンに直に行く足という感じではなくなっているようです。一方便数が少ないにも関わらず意外にも途中でコリアタウンや韓国関連施設とは関係ない短区間利用がちょこちょことありました。既存の路線だと不便なところを結んでいるのでコミバスとして考えても便利な経路なのかもしれません。なので小さいバスが複雑で長い一方向ルートを走るということもありちょっと韓国のマウルバスに乗っている気分になりました。


 コリアタウンに行ったのは実はもともとK-shuttle目的ではなくチャジャンミョンが食べたくなったからだったりします。ちょっと早めの年越しそばという気分で食べ終わって街を歩いていたら韓国語の新年の挨拶が見えました。韓国の正月(ソルラル)は旧暦で干支もイノシシ年ではなくブタ年だからこれは日本式ということになるなあ、などと考えていたら日本の正月も本来は旧正月のはず、ということにかこつけソルラル前にまた食べたくなったりするかもなどと思ったりです。
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大崎発の成田空港行き格安バス

2017-05-04 | 東京都
 2012年に東京から成田空港に行く格安バス「東京シャトル」「THEアクセス成田」が登場しその後便数が増え便利になりましたが東京の西側から乗るにはやや億劫です。なので西側からも格安バスが出ないかなと思っていたら昨年10月に大崎駅から成田空港まで1000円で乗れるバス「成田シャトル」が運行されるようになりました。

 では一度乗ってみようということになったのですが注意しなくてはならないのは1000円はWEBでの事前決裁を利用した場合の価格で飛び乗りで現金払いをすると1200円という点です。なので成田空港で乗る飛行機の時間に都合のいい便の予約・決裁をしておいて大崎駅に向かいました。乗り場は大崎駅西口バスターミナルですが、ここでまた注意しなければならないのがこのターミナルに一番近い出口が大崎駅西口ではなく「新」西口ということです。大崎駅新西口バスターミナルとしなかったのは何か事情でもあるのでしょうか。ともあれターミナルに着くと東急の渋41や羽田空港行きのバスとともに成田空港に行くウィラーのバスが見えました。


 この路線はウィラーと京成、千葉交通の共同運行で大半の便はウィラーの担当です。発車すると山手通りを北上し目黒で首都高に上がります。


 首都高をぐにゃぐにゃと走っているとなんだかまどろっこしい感じですがレインボーブリッジを渡ったら一路成田空港へという感じになるのでなんだかほっとして寝入ってしまいました。気がつけば目的地の成田空港第2ターミナルで定刻だと1時間半かかるところ道路が空いていたからか早着したのでまずはひと安心です。この路線は成田空港までではなく芝山町役場まで続いているのでもうしばらく走ることになります。


 さて飛行機に乗って戻って来たら予約なしの飛び乗りで往路より200円高く大崎行に乗りました。今度は千葉交通の便なのでちょっと目先が変わります。


 復路も定刻より早く大崎に着きました。大崎は大手私鉄や地下鉄との接続がないやや地味な駅ではありますが東京シャトルやTHEアクセス成田が発着する東京駅のような大きいターミナルではない分規模が小さく人が少ないのでややゆったりした気分で利用できます。


 というわけで安く快適に成田空港に行けまずは満足しました。この路線が定着し今後東京の西側から成田空港に行く格安バスが発展するよう期待したいところです。
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コリアタウンのチャジャンミョン

2016-11-03 | 東京都
 韓国式中華料理の代表格チャジャンミョンは好きなのですが韓国に行くと目先の変わるモノを食べたいと思ってしまいあまり食べようという気が起こりません。むしろ普段日本にいるときふいに食べたくなったりします。幸い新宿~大久保のコリアタウン界隈に行くとチャジャンミョンを出す店がいくつもあり、いつの間にか結構多くの店に入っていることに気づきました。今回は新宿駅側から北上する順番で今まで食べたチャジャンミョンの店を見ていくことにします。

★北京
 まずは西武新宿駅に沿った通りからハイジアや交番がある通りに入ったところにある「北京」です。2文字のシンプルな店名の看板と店頭で麺を手打ちする様子が見られるためかそう大きくない店先ながらなかなか存在感があります。韓国式中華料理がメニューの中心ながら蘭州牛肉麺もあり完全な(?)韓国式中華料理店とはちょっと違う感じです。価格は税込700円と高くはないのですがチャジャンミョンにつきものの生タマネギやタクワンがついていないのでちょっと寂しい気がしました。


★ジャジャンハウス
 続いて職安通り周辺に移ります。わかりやすい名前の「ジャジャンハウス」は新宿歌舞伎町郵便局の東側、職安通りからちょっと南側に折れたところにあり出前のバイクと手打ち風景の店頭の雰囲気もまたわかりやすい感じです。チャジャンミョンの価格は税込700円で生タマネギ・タクワンがつき安心感のある味でした。


★新宿飯店
 職安通りの北側に面していて手打ち風景がよく目立つ「新宿飯店」は本来1000円のチャジャンミョンを税込700円に値下げしているとうたう看板が出ています。ということは上記の2軒と横並びということになりこれがこの界隈の昨今の標準価格というという感じです。美味しく量もあって満足しました。


★ホシギ2羽チキン&ちゃんぽん
 新宿飯店の脇の道を北に折れるとすぐ隣に「ホシギ2羽チキン&ちゃんぽん」というフライドチキンと麺モノの店がありここもチャジャンミョンを出しています。GFRIEND(ヨジャチング)というグループが看板に出ているのが目立つ韓国から上陸したチェーン店でこの界隈では新大久保駅近くの大久保通り沿いにも支店がありなかなかの勢いです。

 メニューを見るとセットになっているものが目立ちチャジャンミョン単品は税抜880円と高めでした。どうせ高いならチキンがメインの店だしとサロマンチキン(骨の無いチキン)とチャジャンミョンのセット(税抜1580円)を頼んでしまいちょっと負けた感じです。チャジャンミョンはジャガイモ入りでコーンが載っています。


★肉&麺
 ホシギ2羽チキン&ちゃんぽんの通りを北に進むとすぐに見えて来る「肉&麺」は名前の通り各種肉料理と各種麺モノを出す店です。ここのチャジャンミョンは税込700円で名前につられた気のせいかもしれませんが他店より肉がやや多めに感じました。


★トライ飯店
 肉&麺から北上し大久保通りに出て道の北側を進むと「トライ飯店」という韓国式中華料理店があります。看板を見ると「ト」は韓国語で「また」という意味、「ライ」は漢字の「来」をあてているのですが韓国語の漢字音だと来は「レ」なのでハングルが「トライ」とあるのはちょっと面白く感じるところです。片仮名の「ライ」だと日本語・中国語両方の読みとも考えられ日本にある韓国式中華料理店らしい名前という気がしました。ここのチャジャンミョンは税込800円です。


 という具合に気づいたら食べていた6軒を思い出してみたところ差がつきにくい料理かと思ったら案外違いがあったなあと面白く感じました。

★香港飯店(11月13日補足)
 以上の話を公開して間がないうちに「香港飯店」という韓国式中華料理店が出来ていたので付け加えます。上述の「新宿飯店」・「ホシギ2羽チキン&ちゃんぽん」のすぐ近くで職安通りの南側です。「韓国ちゃんぽん専門店」とうたってはいましたがチャジャンミョンもあるので頼んだところキャベツが目立つものでした。税込700円で大盛は150円増しの850円です。
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恵比寿駅、原宿駅、代々木駅、開業110周年記念スタンプラリー

2016-11-02 | 東京都
 新宿で買い物などしたあとふと小田急の踏切でも見に行くかという気になりました。いまだにターミナルの出入口に大きな踏切があるのが面白くたまに寄りたくなるときがあります。


 小田急の踏切を渡るとそろそろ新宿ではなく代々木という気がするものです。戻るのもつまらないし、と代々木駅に着いたらなんだか見慣れないスタンプ台と掲示が出ていました。「恵比寿駅、原宿駅、代々木駅開業110周年記念スタンプラリー」とあり、台紙は無料でもらえ3駅だけ押せば景品がもらえるそうです。タダならとりあえずもらっておくか、と改札で台紙をもらいスタンプを押したところでそういえば代々木~原宿~恵比寿なんて大した距離ではないと思いました。じゃ山手線に乗らず歩いてしまおう電車賃もったいないし、と方針がかたまります。各駅のスタンプは改札外に置かれているので山手線に乗って集めると初乗りを何度も払わねばなりませんし残り2駅だけに一日乗車券の「都区内パス」を買うのも高くつきますから。
 というわけで代々木から原宿へと明治神宮の中を歩くと原宿駅の初詣用臨時改札口が見えもう正月まであっという間だなあ早いなあと思いました。


 原宿駅でスタンプを押したら五輪橋を渡り山手線沿いを渋谷に向かいます。谷間の渋谷へは下り坂になるので自転車がスピードを出しがちになるのを抑えるためか仕掛けが歩道にありました。


 以前東京電力のPR施設「電力館」だった建物まで来ると渋谷の街中という感じです。福島第一原発の事故後閉館になり今は「シダックス・ビレッジ」になっていますが渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」の停留所名はまだ「電力館前」のままでした。


 渋谷駅ハチ公口まで来ると東急5000系がハロウィンにあわせてサンリオのキャラクター「ポムポムプリン」風に装飾され華やかです。ただもともとが台車等下回りを外しぶった切って短くした車体を雨ざらしの場所に置くというちょっとひどいモノなのを思うとどうも虚しいものがありますけれども。


 渋谷から明治通りを歩きながら時々渋谷川の方を覗くと東横線の跡がかなり撤去されていてもう地下化から3年も経つのかとしみじみしました。


 橋が出入口なのが面白い都バスの渋谷車庫を過ぎるとほどなく恵比寿です。かかった時間は1時間ちょっとと大したことはないのですが歩いたおかげか3つ目のスタンプを押したらなんとなく達成感が湧きました。考えてみればひと駅くらい歩くことはあっても新宿から恵比寿までぶっ続けで歩いたのは初めてです。


 スタンプが集まった台紙を改札口に提示し景品のクリアファイルと駅構内の店で使えるクーポンをもらいました。クーポンはどんな特典なのかと見ると割引とか何か買ったらオマケをつけるというようなものばかりです。唯一何も買わなくても特典がある紀ノ国屋に行ってみたらクーポンと引き換えるお茶は先着400名分がもう終わってしまったというのでちょっとがっかりしましたがタダのおかげで仕方ないとあきらめます。


 というわけでお茶はもらいそこなったものの偶然知ったスタンプラリーを電車賃を掛けずに終えたらちょっとトクした気分です。
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