乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

JR最高地点と野辺山SLランド

2016-08-18 | 長野県
 暑い8月ともなれば涼しいところに行きたくなります。涼しいところといえば高いところ、と単純に考えるのは「ナントカと煙は高いところが好き」かもしれませんが、ともあれ高いとこなら小海線とこれまた単純に野辺山に行くことにしました。

 新宿から2階建ての215系を使う「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗ったところ停車駅はそこそこ少ないものの時間は結構かかります。小淵沢に着いたら腹が減り改札を出たところにある立ち食いそばでデカい唐揚げが載った「山賊そば」を食べてひと息つきました。デカい唐揚げと言えば我孫子駅の唐揚そばも相当ですが果たしてどっちが大きいでしょうか。


 お腹が落ち着いたところで小海線のキハ110に乗ると勾配をぐんぐん登り頼もしいものがあります。JR最高地点を通ってJR最高駅の野辺山に着くとさすがに東京あるいは小淵沢よりだいぶさわやかでした。


 野辺山駅前にはレンタサイクルがあるので2km強離れたJR最高地点くらいならそう苦も無く移動できます。パッと見るとただの踏切で正直そう絶景という感じでもないのにとりあえず来たなあと納得できてしまうのは不思議です。


 前回ここに来たのがいつだったか思い出せないくらい長く間の空いた再訪になりましたが今回初めて鉄道神社というモノを見ました。「清里ピクニックバス」の停留所を見るとバスで来るのも面白そうと思ったりもします。


 とウロウロ見て回りなんとなく納得したところでおやきとソフトクリームを食べJR最高地点見物はおしまいです。


 続いてそばを通る国道141号を少し走り「野辺山SLランド」に行きました。


 ここでは石炭炊きではないものの蒸気機関車が2両の客車を牽いて回っていてなかなかの迫力です。


 この機関車は1948年にベルギーで作られ台湾で活躍しここに来たというなかなか大変な経歴でご苦労さまと言いたくなります。ニブロク・762mm軌間ではあるもののこれだけ立派なものがJR最高地点より高い所を走っているのですから面白いものですね。


 この蒸機列車に乗るともっと狭いゲージが並走するのが見られます。これはだいぶ小さいもののレーティッシュ鉄道を模した乗れるものです。


 元井笠鉄道の蒸機や工事用の機関車も置かれていました。


 野辺山SLランドの見物を終えたら野辺山駅に戻ります。途中「ポッポ牛乳」や関連製品が飲み食いできるヤツレンの工場直売所があったり野辺山駅前の公園には「高原のポニー」C56が保存されていたりとさらに鉄道モノ(?)が続くのでやはり野辺山は最高地点に最高駅を抱えるだけあるなあとわかったようなわからないような感心をしつつ帰京しました。