乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ヴィシャーカパトナムでミールス

2019-02-26 | インド
 気がつけば東京に南インド料理店が増えています。あっさりさっぱりめな味付けなのが気に入って時々行くようになり、そのうちいろいろ楽しめる定食の「ミールス」を一度本場で食べたいと思うようになりました。食べ物の誘惑というのはなかなかあなどれません。


 今月はコルカタの路面電車に乗るためインドに行ってきたのですが、その計画を考えているときにせっかくインドに行くならミールスを食べたいと思いました。とは言え東インドのコルカタから南インドは遠いかなと地図を見たらアーンドラ・プラデーシュ州のヴィシャーカパトナムという街の辺りなら南インドの中ではコルカタから近めです。なので足をのばしてみることにしました。


 そんなわけで行ったヴィシャーカパトナムで食べたミールスを並べて行きます。まずRamaiah'sというレストランのバナナの葉に載ったいかにもミールスらしい見た目のものです。ちなみにもっとおかずの品数がありましたがそれは写っていません。手で食べ始めると指が汚れデジカメを引っ張り出せず混ぜて食べているうちに葉の上にどんどん追加されていくと見た目が乱れ写真どころではなくなるわけです。インドのミールス(というのもヘンですが)はおかずもご飯もお代わりし放題というか隙あらば店員さんが盛って来るので気がつけば満腹になるのですが、あっさりめの味に長粒種のコメで食感が軽く多めに食べても胸焼けしないで済みました。


 こちらはバスターミナルの食券制の食堂で食べたミールスです。やや地味めな見た目はいかにもこういう食堂っぽい気がしますがそれでも食べ放題なのですから感心しました。


 Daspallaという割と大きいホテルに入っているベジレストランのDharaniで食べたミールスです。ホテルのレストランらしいというのか上品めな味付けでサービスも良くゆったりと過ごせました。


 同じくDaspallaにDakshinというノンベジレストランも入っていたので気になり食べてみたミールスと白身魚のカレーです。ヴィシャーカパトナムは海辺なのでミールスに加え何か魚の料理をと聞いてみたら辛くこってりと味をつけた白身魚のカレーを勧められました。ミールスのおかずにはマトンビリヤ二やマトンの煮物がつきます。こうなるとかなり食べごたえがありベジミールスとはまた違った満足感です。


 という具合のヴィシャーカパトナムでだけでなく州内の別のところでもミールスを食べていたのですが食べ続けても全然飽きず今も写真見てミールスを食べに行きたくなってしまいます。

上海で春節

2019-02-16 | 中国
 旧正月の影が薄くなった日本で暮らしていると中華圏の春節や韓国のソルラルがうらやましくなります。今年は幸い上海で春節を迎えることができたのでちょっとうれしいものがありました。ただ中華圏のお祝いにつきものの爆竹は上海では禁止されているので静かな春節になりそこは横浜の中華街に行った方が春節らしかったりするかもとちょっと面白くなったりもするところです。
 さてそんな春節気分はいいのですがお店は休みが多くひっそりしています。


 そこで上海を代表する観光名所の城隍廟・豫園辺りなら店も開いているだろうと行ってみることにしました。案の定東京だったら浅草辺りのように初詣の人出は相当なものです。そういえば以前春節に台北で龍山寺に行ったときも賑わっていたなあとふと思い出しました。人出をさばくため周辺の街路を一方通行にしているので人の流れはそれなりにスムーズに動いているのですが行きたい所へだいぶ遠回りしなければならないこともあったりします。


 今年は中華人民共和国70周年だそうです。となると10月1日の国慶節は賑やかでしょうね。


 とりあえず城隍廟で初詣をしました。床にはお賽銭がたくさん散らばりさすがの景気のよさです。


 ほっとくとどんどんおカネが増えて行くので磁石のついた棒で回収する係の人がいました。ということは中国の硬貨は磁石にくっつくのですね。私もあやかれますようにと祈らずにはいられません。


 せっかく来たので九曲橋を渡り豫園も見物しておきます。


 そうこうするうちお腹が空いて来たのでこれまたせっかく来たのだからと小籠包の有名店南翔饅頭店に行ったところ席がいっぱいで並んでいたのでテイクアウトのものを買うことにしました。


 日本のイノシシ年は中国ではブタ年なのでブタの絵が大きく描かれていましたが小籠包で盛業中となると別にブタ年に限らず使えそうな気がしたりです。幸いあまり列が長くなく割とすぐに順番が回って来たら鮮肉小籠饅頭(小籠包)に加え蟹黄灌湯包を頼んで立ち食いと相成ります。


 という具合にお腹が満足したらなんとなく納得したので初詣というか界隈の見物を終えました。もっとも満足したはずがあまり間をおかず大壺春という店で生煎(焼小籠包)を焼いている様子が見えたらつかまってしまったのですが。大壺春の字をウマくあしらったマークもなかなか魅力的です。この手のコナモノは一旦満足してもすぐに目に訴えかけて来るので困ったものだとか春節に春のつく店だとなんとなく縁起がいいなあなどと思いながら食べいよいよ満足しました。