先月宿毛から宇和島まで宇和島自動車に乗ったあと八幡浜に出て伊予長浜経由の松山行き観光列車「伊予灘ものがたり」に乗りました。2両編成で席数は少ないものの観光列車でもツアー専用列車ではなく、また全車グリーン車ではあっても普通列車なので思い立って気軽に乗れるのはありがたい点です。
「伊予灘ものがたり」はキロ47にはなっているものの扉が両開きなのはタネのキハ47のままなのでグリーン車の四つ葉マークやホームの敷物が似合わないというかむしろ何かの冗談みたいに見えました。また2扉から1扉に改造しているものの扉を埋めたところはその跡がよく残っているのでちょっと面白いものがあります。
両開き扉の成り上がり観光気動車といえば以前乗った九州の特急「いさぶろう・しんぺい(下の右の画像)」や「はやとの風」の台車がゴツかったのに対し「伊予灘ものがたり」は上等、とすると特急より普通グリーン車の方がえらいわけかなどと思ったりです。この辺は持っていたタネによる偶然でしょうけれども。
「伊予灘ものがたり」は持ち込み飲食禁止でネズミーなどっかのランドみたいですが乗ったら座席のテーブルにランチョンマットとおしぼりが置かれ何か頼まないとつまらない雰囲気なのでそこは仕方ない感じです。よく知らずに衝動乗りしたので乗るというより乗って飲み食いが目的な列車だったかと乗ってから気がつきました。本格的な食事とかアフタヌーンティーは予約が必要なので一般的な食堂車のようにそのときの気分に合わせて注文することはできませんが、乗ってから頼める軽いメニューもあり乗車時間が食事には中途半端な夕方なので別に困りません。メニューを見るとワインとキッシュのセットが1000円とこの手の観光列車にしてはそこまで高くないのでホッとしました。カウンターや物置といったサービススペースやトイレが両車の連結側にかたまっているのでトイレに行くと乗務員の方のお仕事の邪魔になってしまいますがそこは2両にいろいろ詰め込んでいるだけに仕方ないところでしょう。
八幡浜を出て最初の見どころは伊予大洲駅の手前で肱川を渡るときに見える大洲城です。このために速度を落としてゆっくりと走るので慌てずにキレイな眺めを楽しむことができました。
八幡浜から松山までの間で唯一の「客扱をする」停車駅伊予大洲を出ると松山方面への近道になる内子方面と分かれ肘川を下って行きます。肱川河口の伊予長浜からはさらに海岸線が続きと観光列車らしい移り変わりです。ただ逆ロングシートとでも言えばいいのか窓に向かう席に掛けていたところ正面に見続けると集中してしまうからか電線や道路などが気になり以前普通の列車で見たときほど車窓がキレイに感じませんでした。よほどとてつもない絶景とかでない限りクロスシートで横目にちらちら見る方がキレイに見えるものかもしれません。
下灘駅に着くと列車に乗るわけではなく駅そのものが目的の観光客がたくさんいました。ここで客扱をしない停車時間がしばらくあるので降りて見物することができます。そういう駅だけあってなかなかよい景色なのですがここでも下に道路が見えるのでちょっと興ざめしました。高さがある分江ノ電の鎌倉高校前なんかよりだいぶマシではあるのですが。
見物して席に戻ったらワインのグラスにラップが掛けられていたので驚きました。人の出入りがある観光列車だけにありがたいものですがこういうきめ細かいサービスとは大したものだと感心させられます。
下灘を出て次の伊予上灘で交換する一般の列車を見たら一瞬そっちも恋しくなったもののロングシートと気づきやっぱヤダとすぐに思い直しました。
向井原で内子方面からの予讃線と合流するとほどなく伊予市です。ここで削り節の生産日本一と案内放送がありヤマキとマルトモが顔を見せます。伊予市駅の向かいは伊予鉄の郡中港駅なのを思い出したらそっちにもちょっと乗りたくなりました。私鉄の郊外電車が走るくらいだともう松山圏に入ったという気がします。
間もなく松山運転所が移転して来て伊予横田~北伊予間に南伊予駅が開業すると案内放送が流れるので見ていると転車台が目に入りました。徐々に街中らしくなるのとあわせるように暗くなったら終着の松山です。宇和島から2時間14分かかり結構乗った気がしますがあっという間に片づけが始まったので観光列車にしてはなんだか余裕のない雰囲気で余韻がいまひとつ残りませんでした。乗客も乗り続けに飽きたのかみんなとっとと降りていたのでそれでいいのかもしれませんが狭い2両の列車だといよいよせわしなさが増す気がしたりです。
という具合に乗ってみた「伊予灘ものがたり」はBGMが流れ「おもてなし」というのもさもありなんというか参加型アミューズメント施設という感じの雰囲気がありました。2時間以上特に鉄道マニアでない乗客を飽きさせずモトをとった感を演出するとこうなるのでしょうか。なんだか大変だなあとしみじみ思いました。
「伊予灘ものがたり」はキロ47にはなっているものの扉が両開きなのはタネのキハ47のままなのでグリーン車の四つ葉マークやホームの敷物が似合わないというかむしろ何かの冗談みたいに見えました。また2扉から1扉に改造しているものの扉を埋めたところはその跡がよく残っているのでちょっと面白いものがあります。
両開き扉の成り上がり観光気動車といえば以前乗った九州の特急「いさぶろう・しんぺい(下の右の画像)」や「はやとの風」の台車がゴツかったのに対し「伊予灘ものがたり」は上等、とすると特急より普通グリーン車の方がえらいわけかなどと思ったりです。この辺は持っていたタネによる偶然でしょうけれども。
「伊予灘ものがたり」は持ち込み飲食禁止でネズミーなどっかのランドみたいですが乗ったら座席のテーブルにランチョンマットとおしぼりが置かれ何か頼まないとつまらない雰囲気なのでそこは仕方ない感じです。よく知らずに衝動乗りしたので乗るというより乗って飲み食いが目的な列車だったかと乗ってから気がつきました。本格的な食事とかアフタヌーンティーは予約が必要なので一般的な食堂車のようにそのときの気分に合わせて注文することはできませんが、乗ってから頼める軽いメニューもあり乗車時間が食事には中途半端な夕方なので別に困りません。メニューを見るとワインとキッシュのセットが1000円とこの手の観光列車にしてはそこまで高くないのでホッとしました。カウンターや物置といったサービススペースやトイレが両車の連結側にかたまっているのでトイレに行くと乗務員の方のお仕事の邪魔になってしまいますがそこは2両にいろいろ詰め込んでいるだけに仕方ないところでしょう。
八幡浜を出て最初の見どころは伊予大洲駅の手前で肱川を渡るときに見える大洲城です。このために速度を落としてゆっくりと走るので慌てずにキレイな眺めを楽しむことができました。
八幡浜から松山までの間で唯一の「客扱をする」停車駅伊予大洲を出ると松山方面への近道になる内子方面と分かれ肘川を下って行きます。肱川河口の伊予長浜からはさらに海岸線が続きと観光列車らしい移り変わりです。ただ逆ロングシートとでも言えばいいのか窓に向かう席に掛けていたところ正面に見続けると集中してしまうからか電線や道路などが気になり以前普通の列車で見たときほど車窓がキレイに感じませんでした。よほどとてつもない絶景とかでない限りクロスシートで横目にちらちら見る方がキレイに見えるものかもしれません。
下灘駅に着くと列車に乗るわけではなく駅そのものが目的の観光客がたくさんいました。ここで客扱をしない停車時間がしばらくあるので降りて見物することができます。そういう駅だけあってなかなかよい景色なのですがここでも下に道路が見えるのでちょっと興ざめしました。高さがある分江ノ電の鎌倉高校前なんかよりだいぶマシではあるのですが。
見物して席に戻ったらワインのグラスにラップが掛けられていたので驚きました。人の出入りがある観光列車だけにありがたいものですがこういうきめ細かいサービスとは大したものだと感心させられます。
下灘を出て次の伊予上灘で交換する一般の列車を見たら一瞬そっちも恋しくなったもののロングシートと気づきやっぱヤダとすぐに思い直しました。
向井原で内子方面からの予讃線と合流するとほどなく伊予市です。ここで削り節の生産日本一と案内放送がありヤマキとマルトモが顔を見せます。伊予市駅の向かいは伊予鉄の郡中港駅なのを思い出したらそっちにもちょっと乗りたくなりました。私鉄の郊外電車が走るくらいだともう松山圏に入ったという気がします。
間もなく松山運転所が移転して来て伊予横田~北伊予間に南伊予駅が開業すると案内放送が流れるので見ていると転車台が目に入りました。徐々に街中らしくなるのとあわせるように暗くなったら終着の松山です。宇和島から2時間14分かかり結構乗った気がしますがあっという間に片づけが始まったので観光列車にしてはなんだか余裕のない雰囲気で余韻がいまひとつ残りませんでした。乗客も乗り続けに飽きたのかみんなとっとと降りていたのでそれでいいのかもしれませんが狭い2両の列車だといよいよせわしなさが増す気がしたりです。
という具合に乗ってみた「伊予灘ものがたり」はBGMが流れ「おもてなし」というのもさもありなんというか参加型アミューズメント施設という感じの雰囲気がありました。2時間以上特に鉄道マニアでない乗客を飽きさせずモトをとった感を演出するとこうなるのでしょうか。なんだか大変だなあとしみじみ思いました。
新型肺炎騒ぎで3月はほとんどバスや電車に乗らずじまい。どこか行きたい気持ちがつのる今日この頃です。
あと、ヒオウギは韓半島南部でも結構あり、一人では食えない量、値段なのでやきもきしたりします。ホタテより美味しいように思ってます。
全く同じくで気持ちは募れど状況はまだ先が見えずでなんともつらい日々です。
韓国は貝王国ですよね。確かに1人では食べにくいどっさりぶりなのが悩ましいのですが、こういう状況だからか今度行けるようになった暁には思い切って食べまくろうと思っています。