乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ニュルンベルク(ドイツ)

2017-06-30 | ドイツ
 路面電車博物館や鉄道博物館を見物するためニュルンベルクに行きました。ニュルンベルク中央駅に着くのが遅かったため食事に出るのがめんどくさい気もしてくる一方夜だしビールでも飲みたいなあという気分にもなったりで厄介なものです。ともあれ投宿して路面電車で旧市街の北西の入口に位置するTiergaertnertor停留所へと向かいました。


 着いた停留所は暗く静かですが城壁のトンネルを抜けて旧市街に入ると急に賑わっているのでこうなるとめんどくさいよりも飲みたい気分の方が盛り上がります。


 客入りがよく賑やかなHuett'nという店に入りニュルンベルクの名物になっている小ぶりのソーセージを頼みました。小ぶりでも黒パンとザワークラウトと食べビールを飲むとちょうどいいくらいにお腹が膨れます。


 食べる方は満足したものの店を出たらもう少しビールが飲みたくなったので向かいのAltstadthofという飲み屋に入ってハシゴしました。Rotbierという赤いビールを飲んでいたら隣の人となんとなく話になり、ソーセージを食べたのだったら次はショイフェレ(Schaeufele)という料理を食べてはどうかというので翌日はそうしようと決めます。


 というわけで翌日のお昼もまた旧市街に向かいました。前日の繰り返しでもトンネルをくぐるのはなんだかワクワクするものです。


 これまた繰り返しでHuett'nに入りショイフェレを頼むと骨付きの結構でかい豚肉が出てきました。外側はカリカリになるまで焼かれていて内側は柔らかくあっさりした味のソースがかかっています。ジョッキのラオホビアを飲みながらジャガイモ団子の付け合わせと食べていくとなかなかの量ですがくどくない味つけなので食べ疲れませんでした。こうなると昼からもっと飲みたくなってしまうのが困りものであとの旅程を考えてガマンになるのが残念です。

ドレスデンの渡船

2017-06-25 | ドイツ
 路面電車の動態保存車両モノレールに乗るためドイツのドレスデンに行き市内交通の路線図を見ていたらエルベ川に渡船が3ヶ所あるのが目につきそのうちの1つに乗ってみることにしました。
 まず向かったのは11番の路面電車が通るPulsnizer Strasse停留所です。ホームや安全地帯がなく降りたら車道という停留所に連接車が停まると急に道路に壁だか建物ができたようでなかなかの迫力があります。電車通りの信号を見たらかわいらしいアンぺルマン信号でした。


 電車通りを東に歩いて行くと二階建て観光路線バスや貸切の観光バスが何台も停まっている観光名所があります。ドレスナー・モルケライ・ゲブリューダー・プフント(Dresdner Molkerei Gebrueder Pfund)という乳製品のお店でパッと見ただけだとそう名所らしい感じはしません。

 このお店は世界一美しい牛乳屋としてギネスブックに登録されているそうで1階の売り場は装飾が大変華やかです。ここでは乳製品以外にいろいろと土産物も売っています。2階に上がると1階と違い地味な内装のカフェがありここでアイアシェッケというケーキを食べて一休みしました。


 電車通りをさらに東に歩いて行くと渡船の看板があります。これに従ってエルベ川の河原に出るとこじんまりとした渡し場がありました。


 一隻のピストン運行で朝早くから夜遅くまで10分間隔となかなかの頼もしさです。


 乗る時間は5分とかからないくらいですが下流・西側に旧市街がのぞめました。


 上流・東側に見えるヴァルトシュレスヒェン橋(Waldschloesschen Bruecke)は2013年開通という割と新しいもので、ドレスデンは以前世界遺産登録されていたのがこの橋によって景観が損なわれるとして登録が抹消されたといういわくがあります。


 対岸に着いたらしばらく南に歩き62番バスのGutenbergstrasse停留所に出ました。これに乗るとドレスデンの中心部に行くことができます。


 という具合に名所とのハシゴもできなかなか楽しい乗り鉄~乗り渡船~乗りバスになりました。

フランクフルトの東横イン

2017-06-24 | ドイツ
 「東横インフランクフルト中央駅前」ができたと知ってなんだか冗談のような気がしました。そもそもはその辺の駅前になんとなくあるビジネスホテルというイメージが強く、海外展開はだいぶ増えた韓国にプノンペン、セブ島というのはなんとなくアジアに収まると考えるにしてもフランクフルトだけ抜けるのでどうも妙な感じです。それはともかく東横インがフランクフルトにできたと知ったらそういえばドイツに長いことまとまって行っていないなあと思い出し今月はドイツに行って来ました。
 そんなわけでフランクフルトに着き立派な頭端式ホームの中央駅を歩いているとドイツに来たなあとうれしくなりますが、駅を出てすぐ東横インが見えるとわかっていたことながら急に日本に戻ってしまったような妙な気分になります。韓国で東横インを見たときはそこまで違和感がなかったのですが。

 投宿したらまさしく東横インというか日本のビジホだなあと納得して寝るだけですが、朝になったらどこか日本の地方都市で目覚めたような気分になり近くの駅がJRではなくDB(ドイツ鉄道)というのがウソのようでこれはちょっと面白いものがありました。


 宿泊料金に込みの朝食はごく軽く済ませ中央駅前から路面電車で旧市街に出ます。


 Roemer/Paulskirche停留所にほど近い市場(Kleinmarkthalle)が目的地です。食料品が中心ですがいろいろとつまめる店があり土産屋もあるので助かります。

 いくつかある精肉店の中には日本語や韓国語でしゃぶしゃぶ、すきやきまたプルコギ、カルビ、サムギョプサル等に対応する旨が書かれていました。在住や長期滞在というときは助かるでしょうね。

 精肉店をいくつか覗きドイツとなると恋しくなる生の豚ひき肉を載せたパンを買って食べたら生の肉やハングルを見たばかりだったことから先月韓国の大邱で牛刺しの「ムンティギ」を食べたのを思い出しました。市場内には立ち食いコーナーがあるのでそれなりに落ち着いて買い食いできます。

 精肉店の並びには人だかりしているソーセージ店があったのでつられて並び、前に並んでいる人が続けて頼んでいたフライッシュヴルストをやはりつられて頼みました。こういうところでの買い食いは楽しくついついつられてしまうものです。


 買い食いを終え路面電車で中央駅に戻る途中Willy-Brandt-Platz停留所で降りてユーロタワーのデカいユーロマークを見物しました。なんだかユーロがうんと懐に入りますようにと祈ったらご利益がありそうです。