乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

タルカ(チリ)

2010-03-04 | チリ
 今回はチリの首都サンティアゴから南に250kmほど下ったタルカ(Talca)という街の話です。タルカは周囲にチリワインの産地が広がる地域の拠点で、サンティアゴ(Santiago)~チジャン(Chillan)を結ぶ列車で行くことができます。またタルカから海岸沿いのコンスティトゥシオン(Constitucion)までレールバスの走るメーターゲージが出ているので寄りました。

 まずはタルカ駅の様子です。駅前には木が植わりベンチがあってちょっとした公園のようでした。

 なかなか立派な駅舎です。


 駅の裏側には中長距離バスのターミナルがありますが駅の出入口は駅舎のある表側のみなので乗り換えには一度ガードをくぐって裏口に出なければなりません。ガード下に芸人さんがいるのはよくあるパターンですが、ここでは一人で何種類だかたくさんの楽器を一度に弾くというワザを見せていました。


 駅からバスターミナルまでは歩いて10分ほどというところです。



 バスターミナルに隣接して中距離の乗合タクシー乗り場もあります。近距離の路線バスを指す言葉と同じようにコレクティーボと呼ばれていました。一見バスターミナルのようですが来るのは乗用車タイプばかりです。


 市内では普通のタクシーより大き目の行灯に系統番号と経由地が書かれた近距離の乗合タクシー(これも呼び名はコレクティーボ)が目立っていました。


 乗りもの尽くしになってしまいましたがこちらは普通の市内路線バスです。このくらいの小~中型バスが主流で、いくつかバス停を見たところ地図や時刻表はありませんでした。


 駅とバスターミナルの通り道は商店街になっています。これといった特徴があるわけではないのですが普通に人通りがありバスが走るという当たり前の光景になぜかホッとします。最近の寂れた日本の地方都市に慣れてしまったせいかもしれませんが。


 街の中心部に行くと手入れが行き届きごくキレイです。


 教会が目立ち街並のアクセントになっていました。(左:Iglesia Corazon de Maria・右:Iglesia Maria Auxiliadora)


タルカウアノの市場

2010-03-02 | チリ
 今回はチリの港町タルカウアノ(タルカワノ・Talcahuano)の話です。タルカウアノはチリ第2の街と言われるコンセプシオン(Concepcion)の隣にあり、電車とバスがこの間を2~30分程度で結んでいます。(電車に乗った時の話はこちらをご覧下さい。)
 まずその電車の終点Mercado駅前です。名前の通り駅の向かいは市場で間の道をバスがひっきりなしに行きかっています。この駅は棒線の行き止まりで列車は毎時1本あればいいという程度なのでバスの方が存在感がありました。


 市場に入ってみます。雑貨にお花に衣料、食べ物に食堂となんでも揃い清潔感がありました。


 市場内には小さなゲーム機がいくつも置いてあるのが目立ち、年齢関係なく結構熱心にやっている人がいます。


 市場の片隅には手軽な値段の魚介類を出す食堂がいくつも集まっていました。

 昼どきだったので迷いつつ繁盛していそうな店に適当に入ってみます。海鮮のごった煮にを頼むと大きなレモンが添えられていたので絞ると魚や貝のダシと酸味がなかなかいい取り合わせでした。

ラハの滝(チリ)

2010-02-27 | チリ
 今回はラハの滝(Salto del Laja)という景勝地の話です。先月チリでテムコ(Temuco)~ヴィクトリア(Victoria)間の鉄道に乗った後、コンセプシオンに向かう釣り掛け近郊電車が走るラハ(Laja)にバスで移動する合間に寄ってみました。

 まずは宿をとったロス・アンへレス(Los Angeles)の近距離バスターミナルからバスで出発します。ロス・アンへレスはヴィクトリアとラハの間にある街で、街外れにある長距離バスターミナルと街中の近距離バスターミナルがあるので要注意です。(両バスターミナル間は路線バスで移動可能)近距離バスターミナルからラハの滝に向かうバスは途中長距離バスターミナル前を通りますし、バスには赤い目立つ方向板で「ラハの滝」と表示してあるので割と使いやすいようには思いましたが。


 近距離ターミナルから30分ほどで滝の川(ラハ川)に架かる橋のたもとに到着しました。バスを降りると橋の上から滝を見物する人が見えます。この橋はバス通りで、バスは乗客が車窓から滝を見られるようスピードを落としてゆっくり橋を渡っていました。なかなかイキな計らいをするものですね。



 橋から滝が見えているくらいですから歩いてすぐです。シンプルな形の滝は雄大というよりちょっとカワイイ感じでしょうか。


 土産物の販売や馬に乗せて写真を撮らせるおじさんなど観光地らしい商売も行われにぎわっていました。


 というようなところなのでうんと頑張って見に行くほどスゴイかというと微妙ですがバス移動の途中ちょうどいいところにあるのはありがたいものです。ちなみにこの滝から近郊電車の出るLajaの街に直通するバスはあるものの本数はやや少なめなのでYunbel行きに乗って途中の何もない交差点(名称不明)でLaja行きのバスに乗り換えるという方法を使いました。