(前回のつづきです。)
十日町で南越後観光バスの津南(営業所)行きに乗りました。十日町~津南間の飯山線は本数が少ないのに対しバスの間隔は日中空いても1時間程度と頑張っているのでうれしくなります。
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約18km、40分近く乗って終点の津南営業所に到着しました。津南の町中から中津川を渡った対岸にあります。
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次の乗りバスまでしばらく時間があるので川を渡って町中に戻りウロウロすると立派な役場がありました。
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「農を以て立町の基と為す」という碑や各種の「宣言」はなかなかの迫力です。
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ホームセンターにこんな「雪国プレート」があるのはさすが、なんてのんきなことを言っていては叱られそうですが、東京23区内ではわずかに雪が積もることさえめっきり少なくなり直線距離にして200kmもないのになんたるギャップかとしみじみ思います。
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という具合に時間をつぶし16時過ぎにこの日最後に乗るバス大赤沢行きがやってきました。東急バスみたいな銀に赤帯のほかにこういう塗色もあります。
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このバスでお目当ての「紙パタ」に対面しました。バスが運賃の境界を越えるごとに紙の運賃表がパタ、パタと重なっていきます。このアナログのカラクリっぽさがなんともイイわけです。
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この路線は「人里狭隘区間」に「山道狭隘区間」の両方が続き、中津川に沿った細い国道405号線をずっと登って行きます。
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パタパタ見ながらの狭隘路線というのはさらに楽しいものです。
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すれ違いに苦労しながら上がっていくうちにだんだん日が暮れ、17時頃山の中の折返所大赤沢に到着しました。バスが通じているのはこの先県境を越えた長野県栄村の和山温泉までで、大赤沢行きは途中返しの便ですがそれでもかなり「お腹いっぱい」です。この一帯は秋山郷といい秘境と呼ばれるようなところですがこの道ではなるほどと納得させられます。
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十数分の折り返し時間に名所だという蛇淵の滝を大急ぎで見物しました。
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薄暗くなっていたものの滝は見えたので「乗りバス」のために往復したわけではなく滝見物のために乗ったと言えることになります。
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街灯もなく真っ暗な山道の下りをとんぼ返りして終点の飯山線津南駅で降りました。本当は森宮野原~津南~越後湯沢駅とショートカットするバスで近道して楽に帰京したかったのですが、残念ながらこの大赤沢からのバスが津南に戻る20分前に越後湯沢行きの終バスが出てしまうダイヤなので乗り継げません。
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津南駅には温泉がありますがここで入ったらダラけてしまい帰る気力がなくなりそうなのでパスしました。
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やはり駅にあるそば屋に新そばの知らせがあったのでこれを食べていくだけにします。
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あとは飯山線~ほくほく線~上越新幹線ととんぼ返りで帰京するだけです。新潟というと東京からは「国境」の先でうんと雪が降ったりするだけに韓国や台湾辺りより遠い世界というイメージなのですが、ケチらず新幹線に乗ればあっけないものでだまされたような気がします。
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というわけで無事「パタパタ」と動く様子を見ることができ宿題が片付きました。
十日町で南越後観光バスの津南(営業所)行きに乗りました。十日町~津南間の飯山線は本数が少ないのに対しバスの間隔は日中空いても1時間程度と頑張っているのでうれしくなります。
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約18km、40分近く乗って終点の津南営業所に到着しました。津南の町中から中津川を渡った対岸にあります。
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次の乗りバスまでしばらく時間があるので川を渡って町中に戻りウロウロすると立派な役場がありました。
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「農を以て立町の基と為す」という碑や各種の「宣言」はなかなかの迫力です。
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ホームセンターにこんな「雪国プレート」があるのはさすが、なんてのんきなことを言っていては叱られそうですが、東京23区内ではわずかに雪が積もることさえめっきり少なくなり直線距離にして200kmもないのになんたるギャップかとしみじみ思います。
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という具合に時間をつぶし16時過ぎにこの日最後に乗るバス大赤沢行きがやってきました。東急バスみたいな銀に赤帯のほかにこういう塗色もあります。
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このバスでお目当ての「紙パタ」に対面しました。バスが運賃の境界を越えるごとに紙の運賃表がパタ、パタと重なっていきます。このアナログのカラクリっぽさがなんともイイわけです。
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この路線は「人里狭隘区間」に「山道狭隘区間」の両方が続き、中津川に沿った細い国道405号線をずっと登って行きます。
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パタパタ見ながらの狭隘路線というのはさらに楽しいものです。
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すれ違いに苦労しながら上がっていくうちにだんだん日が暮れ、17時頃山の中の折返所大赤沢に到着しました。バスが通じているのはこの先県境を越えた長野県栄村の和山温泉までで、大赤沢行きは途中返しの便ですがそれでもかなり「お腹いっぱい」です。この一帯は秋山郷といい秘境と呼ばれるようなところですがこの道ではなるほどと納得させられます。
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十数分の折り返し時間に名所だという蛇淵の滝を大急ぎで見物しました。
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薄暗くなっていたものの滝は見えたので「乗りバス」のために往復したわけではなく滝見物のために乗ったと言えることになります。
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街灯もなく真っ暗な山道の下りをとんぼ返りして終点の飯山線津南駅で降りました。本当は森宮野原~津南~越後湯沢駅とショートカットするバスで近道して楽に帰京したかったのですが、残念ながらこの大赤沢からのバスが津南に戻る20分前に越後湯沢行きの終バスが出てしまうダイヤなので乗り継げません。
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津南駅には温泉がありますがここで入ったらダラけてしまい帰る気力がなくなりそうなのでパスしました。
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やはり駅にあるそば屋に新そばの知らせがあったのでこれを食べていくだけにします。
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あとは飯山線~ほくほく線~上越新幹線ととんぼ返りで帰京するだけです。新潟というと東京からは「国境」の先でうんと雪が降ったりするだけに韓国や台湾辺りより遠い世界というイメージなのですが、ケチらず新幹線に乗ればあっけないものでだまされたような気がします。
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というわけで無事「パタパタ」と動く様子を見ることができ宿題が片付きました。