前回・前編のつづきです。前回は五所川原から金木まで弘南バスに乗りましたが、今回は津軽鉄道に乗ります。
津軽鉄道の金木駅は斜陽館などの観光施設がかたまる町の中心から少々東に離れた場所にあります。と言っても歩いて500m弱ですからたいしたことはありませんが。駅舎は割と新しくさっぱりしています。
駅舎にぞろぞろと大勢人が入っていくのでなんだろうと見ると観光バスから乗り換える観光ツアーの団体さんでした。斜陽館他と津軽鉄道が一緒になったツアーなのでしょう。この手の観光ツアーが来るのは名物「ストーブ列車」のシーズンだけかと思っていたらそうでもないようですね。
ちなみに斜陽館近くの「観光物産館マディーニ」でストーブ列車の名がついたお酒を売っていました。冬以外でもこれを買って飲んだらストーブ列車の気分が味わえるかもしれません。
団体客をさばくため定期列車に2両も貸切用車両をつなげた3両編成の津軽五所川原行きがやってきました。(前1両が一般客用・後2両が団体客用)一般客側には私以外にも鉄道マニアらしき姿が見えましたから「遊び乗り率」が相当高い列車ということになります。
新しい気動車が入っているのは大変結構ではあるものの窓は開けられず私の好みからすると正直そこまで乗りたい要素がなかったりもするのですが、津軽鉄道はタブレットにスタフに腕木に硬券と健在ですからそこと新しい車両とのギャップは面白く「見物鉄」が楽しめました。どわーっと出入りする団体客の中を泳ぐように津軽五所川原行きに乗り込みボックスシートに揺られていると、アテンダントの方が御用聞きよろしく各席を回り個別に観光相談が行われ、津軽弁を交えた観光アナウンスが流れ物販が回ってきたりと見事な観光列車ぶりを見ることができ感心するばかりです。
というわけで往路は弘南バスで出発した五所川原に戻ってきました。スタッフの方々も気動車も全くお疲れさまです。
五所川原のホームは古レールの展示があったり使わなくなった貨車や気動車が置かれ、それらが適度に古びて落ち着いた空気でした。
虫かごは「鈴虫列車」用の鈴虫です。ストーブ列車は冬のものなのでそれ以外のシーズンの目玉作りも必要というわけですね。ストーブ焚かなくても古さだけで十分凄い客車じゃダメなのかなDD35だってかなり古いしなどと一瞬思ってしまいますが、それこそ蒸機でもあればともかくやはり鉄道ネタだけではなかなか間がもたないのでしょうか。
(津軽)五所川原駅の構内(改札内)はJRと津軽鉄道が共用しているものの駅舎(と改札口)は2つあり、乗客は勝手に自分の乗ってきた鉄道の方の改札口から出て行く、というちょっと面白いシステムです。
津軽鉄道側の改札から出て駅舎内を見るとなんとも渋く時刻表は弘南バスのターミナル同様縦書きなのもうれしくなりました。
表から本社を眺めると堂々たる貫禄で道を挟んで向かい合うバスターミナルと共になんともいえない良い雰囲気です。
という具合に五所川原~金木の乗り比べを終え「VS」とあまり考えもなく対決仕立てみたいな題名にしましたが、どっちも味わい深く甲乙つけがたいというありきたりのオチになってしまいます。敢えて(遊び乗りの)使い分けを考えると話のタネには津軽鉄道、観光色が苦手な向きには弘南バス、というところでしょうか。
津軽鉄道の金木駅は斜陽館などの観光施設がかたまる町の中心から少々東に離れた場所にあります。と言っても歩いて500m弱ですからたいしたことはありませんが。駅舎は割と新しくさっぱりしています。
駅舎にぞろぞろと大勢人が入っていくのでなんだろうと見ると観光バスから乗り換える観光ツアーの団体さんでした。斜陽館他と津軽鉄道が一緒になったツアーなのでしょう。この手の観光ツアーが来るのは名物「ストーブ列車」のシーズンだけかと思っていたらそうでもないようですね。
ちなみに斜陽館近くの「観光物産館マディーニ」でストーブ列車の名がついたお酒を売っていました。冬以外でもこれを買って飲んだらストーブ列車の気分が味わえるかもしれません。
団体客をさばくため定期列車に2両も貸切用車両をつなげた3両編成の津軽五所川原行きがやってきました。(前1両が一般客用・後2両が団体客用)一般客側には私以外にも鉄道マニアらしき姿が見えましたから「遊び乗り率」が相当高い列車ということになります。
新しい気動車が入っているのは大変結構ではあるものの窓は開けられず私の好みからすると正直そこまで乗りたい要素がなかったりもするのですが、津軽鉄道はタブレットにスタフに腕木に硬券と健在ですからそこと新しい車両とのギャップは面白く「見物鉄」が楽しめました。どわーっと出入りする団体客の中を泳ぐように津軽五所川原行きに乗り込みボックスシートに揺られていると、アテンダントの方が御用聞きよろしく各席を回り個別に観光相談が行われ、津軽弁を交えた観光アナウンスが流れ物販が回ってきたりと見事な観光列車ぶりを見ることができ感心するばかりです。
というわけで往路は弘南バスで出発した五所川原に戻ってきました。スタッフの方々も気動車も全くお疲れさまです。
五所川原のホームは古レールの展示があったり使わなくなった貨車や気動車が置かれ、それらが適度に古びて落ち着いた空気でした。
虫かごは「鈴虫列車」用の鈴虫です。ストーブ列車は冬のものなのでそれ以外のシーズンの目玉作りも必要というわけですね。ストーブ焚かなくても古さだけで十分凄い客車じゃダメなのかなDD35だってかなり古いしなどと一瞬思ってしまいますが、それこそ蒸機でもあればともかくやはり鉄道ネタだけではなかなか間がもたないのでしょうか。
(津軽)五所川原駅の構内(改札内)はJRと津軽鉄道が共用しているものの駅舎(と改札口)は2つあり、乗客は勝手に自分の乗ってきた鉄道の方の改札口から出て行く、というちょっと面白いシステムです。
津軽鉄道側の改札から出て駅舎内を見るとなんとも渋く時刻表は弘南バスのターミナル同様縦書きなのもうれしくなりました。
表から本社を眺めると堂々たる貫禄で道を挟んで向かい合うバスターミナルと共になんともいえない良い雰囲気です。
という具合に五所川原~金木の乗り比べを終え「VS」とあまり考えもなく対決仕立てみたいな題名にしましたが、どっちも味わい深く甲乙つけがたいというありきたりのオチになってしまいます。敢えて(遊び乗りの)使い分けを考えると話のタネには津軽鉄道、観光色が苦手な向きには弘南バス、というところでしょうか。