香港から広東省の中山市に足をのばした際、せっかくなのでもう少しどこかに足をのばそうかとさらに欲張るのはよくあるなりゆきです。珠江デルタという地域だから「水っぽい」ところなどどうかと考えると江門市の鶴山市古労鎮にある「古労水郷」が目につきました。古労鎮は茶の産地というのでそれも買ってみたくなり行き先が決まります。(江門「市」の中に鶴山「市」というのは日本の感覚だとヘンな感じですが中山市や江門市は「地級市」、鶴山市は「県級市」という意味の異なる市です。)
鶴山市の中心は沙坪という地域でここに鶴山バスターミナル(鶴山総站)があります。今回は中山市のバスターミナル(中山総站)から江門市のバスターミナル(江門総站あるいは江門新站とも)に出て鶴山バスターミナル行きに乗り換えました。鶴山のバスターミナルから古労までは204B線という市内バスが出ています。
大きな待合室で古労行きの発車を待っていたら片隅に老人・乳幼児連れ専用室が目につきました。寝台と屏風が置かれなかなか気が利いています。
204B線に乗った時間は30分ほどです。終点は西江という大きな川の堤防上で、雅図仕という印刷会社とその職業学校の門前ではあるのですが店などはなく関係者でないとここで降ろされてもちょっと困るようなところでした。古労水郷は西江に沿って広がっているはずなのでとりあえず堤防を歩いて行くと古労鎮政府の割と新しそうな立派な建物があったり近年開発された様子です。
さらに先に進むと公園のように整備された一角があり新しいドラゴンボートの進水が行なわれていました。
ここは『古労水郷遊客中心』という観光案内所で遊覧船の乗り場にもなっています。一角にある売店をのぞくと茶葉や乾物、醤油に味噌さらに野菜類と古労産の食料品が田舎のよろず屋みたいに並びあれこれ買いたくなるイイ雰囲気です。と言っても重いものを買うと後が大変になるので茶葉の古労銀針と紅茶だけ買いました。古労鎮内には山がちな地域もあり茶畑はそこにあるそうです。
遊覧船は乗ってどこかに行けるわけではなく45分ほどぐるっと回って戻って来るというので乗らずに歩いて見物することにしました。遊客中心周辺はだいぶ開発が進んでいる様子が見え「水郷らしい」雰囲気とのギャップはありますがこれはこれでなるほどと納得です。
遊客中心を離れるととりたてて観光地という感じもしなくなり養魚場や水に囲まれた狭い畑が広がっています。
豚小屋や牛も見かけました。
集落が水辺なのはもちろんお墓も水辺なのは当たり前ではあってもさすが水郷という感じがします。新しい建物が目立ち昔からの建物はあまり見かけませんでした。
水郷の道は行き止まりになりそうな集落の細い路地が水の間の細い路地につながりさらに次の集落につながっていて、という具合に延々と続き巨大な迷路を思わせるものがあります。
古労水郷を代表する景観は石で作られた細長い橋(石板橋)です。渡ってみるとなかなか気分のよいものでした。ただ今はクルマが通れる道が整備されているので残っているものは観光用に保存・整備されているもののようです。朽ちつつあるものが見えるとちょっと寂しくなりました。
橋とともに少なくなっている古い建物に『水郷民俗風情館』という施設として保存されているものがあります。中ではこの地域の生活についての展示が見られ入場は無料です。
西江と反対側の古労水郷の端になる升平河の堤防に上がると水郷が見下ろせます。ドラゴンボートを手入れする様子も目に入りのどかな雰囲気です。
見物の途中には休憩がてら『魚皮角』というのがこの辺りの名物というので食べてみました。魚や豚肉、野菜などで作った餡を半透明のもちもちとした皮で包み蒸したものです。油っこくなく上品な軽い食べ応えでした。
という具合になかなか楽しく水郷を見物できたのですが、古労水郷はかなりの広さがあり古労に着いた後の域内の公共交通はなく歩いて回るのはややキツイものもあります。もしタクシーやバイクタクシーで回るとすると迷路を歩くような楽しさは味わえないことになりますしこの点どうもうまい方法がない感じです。
鶴山市の中心は沙坪という地域でここに鶴山バスターミナル(鶴山総站)があります。今回は中山市のバスターミナル(中山総站)から江門市のバスターミナル(江門総站あるいは江門新站とも)に出て鶴山バスターミナル行きに乗り換えました。鶴山のバスターミナルから古労までは204B線という市内バスが出ています。
大きな待合室で古労行きの発車を待っていたら片隅に老人・乳幼児連れ専用室が目につきました。寝台と屏風が置かれなかなか気が利いています。
204B線に乗った時間は30分ほどです。終点は西江という大きな川の堤防上で、雅図仕という印刷会社とその職業学校の門前ではあるのですが店などはなく関係者でないとここで降ろされてもちょっと困るようなところでした。古労水郷は西江に沿って広がっているはずなのでとりあえず堤防を歩いて行くと古労鎮政府の割と新しそうな立派な建物があったり近年開発された様子です。
さらに先に進むと公園のように整備された一角があり新しいドラゴンボートの進水が行なわれていました。
ここは『古労水郷遊客中心』という観光案内所で遊覧船の乗り場にもなっています。一角にある売店をのぞくと茶葉や乾物、醤油に味噌さらに野菜類と古労産の食料品が田舎のよろず屋みたいに並びあれこれ買いたくなるイイ雰囲気です。と言っても重いものを買うと後が大変になるので茶葉の古労銀針と紅茶だけ買いました。古労鎮内には山がちな地域もあり茶畑はそこにあるそうです。
遊覧船は乗ってどこかに行けるわけではなく45分ほどぐるっと回って戻って来るというので乗らずに歩いて見物することにしました。遊客中心周辺はだいぶ開発が進んでいる様子が見え「水郷らしい」雰囲気とのギャップはありますがこれはこれでなるほどと納得です。
遊客中心を離れるととりたてて観光地という感じもしなくなり養魚場や水に囲まれた狭い畑が広がっています。
豚小屋や牛も見かけました。
集落が水辺なのはもちろんお墓も水辺なのは当たり前ではあってもさすが水郷という感じがします。新しい建物が目立ち昔からの建物はあまり見かけませんでした。
水郷の道は行き止まりになりそうな集落の細い路地が水の間の細い路地につながりさらに次の集落につながっていて、という具合に延々と続き巨大な迷路を思わせるものがあります。
古労水郷を代表する景観は石で作られた細長い橋(石板橋)です。渡ってみるとなかなか気分のよいものでした。ただ今はクルマが通れる道が整備されているので残っているものは観光用に保存・整備されているもののようです。朽ちつつあるものが見えるとちょっと寂しくなりました。
橋とともに少なくなっている古い建物に『水郷民俗風情館』という施設として保存されているものがあります。中ではこの地域の生活についての展示が見られ入場は無料です。
西江と反対側の古労水郷の端になる升平河の堤防に上がると水郷が見下ろせます。ドラゴンボートを手入れする様子も目に入りのどかな雰囲気です。
見物の途中には休憩がてら『魚皮角』というのがこの辺りの名物というので食べてみました。魚や豚肉、野菜などで作った餡を半透明のもちもちとした皮で包み蒸したものです。油っこくなく上品な軽い食べ応えでした。
という具合になかなか楽しく水郷を見物できたのですが、古労水郷はかなりの広さがあり古労に着いた後の域内の公共交通はなく歩いて回るのはややキツイものもあります。もしタクシーやバイクタクシーで回るとすると迷路を歩くような楽しさは味わえないことになりますしこの点どうもうまい方法がない感じです。