乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

新松戸はベトナム街

2020-02-04 | 千葉県
 総武流山電鉄、ではなくなってだいぶ経つ流鉄流山線には時々なんとなく乗りに行きたくなります。ついでに少し電車見ながら散歩でもと新松戸駅の隣というか下というかにある幸谷駅から線路の脇を北の方へ歩いていたら流山線をはさんでベトナム料理店とベトナム物産の店が向かい合っているのが見えました。そういえばいつの間にか新松戸駅付近にベトナム関連の店が増えているような気がします。そこで一度ぐるっと見て回ることにしました。


 流山線をはさんで向かい合っている店はベトナム料理店の「ニャークェー」とベトナム物産店の「ズンフェン」です。両者はすぐ目の前ですが行き来するにはいくらか離れた遠い踏切まで回らなければならずすぐにハシゴとはいかないのがちょっと面白い気がしました。


 ズンフェンから線路沿いを北に進み、武蔵野線と常磐線を結ぶデルタ線の北辺をくぐった先には「ソンセン」というレストランがあります。店内ではそう種類は多くないものの食材の販売もしていました。
 このソンセン前の通りの1本東にあたる2車線の通りに出て新松戸駅方面に向かって行き、新松戸駅前郵便局手前の角を東に入るとこんどは赤い壁が目立つ「リトルベトナム」というフォーとバインミーを前面に出す食堂があります。


 2車線の通りに戻って新松戸駅で武蔵野線をくぐり、さらに常磐線沿いに南下していくとほどなく「チャミクアン」というレストランが3階でベトナム国旗を掲げているのが見えました。


 チャミクアンのすぐ南に常磐線をくぐるトンネルから出てくる道があり、これを今度は西に進んで新幸谷橋で新坂川を渡るとすぐに「ベトナム料理研究所・Kienレストラン」というレストランがあります。まだ開店したばかりと見え花がたくさん出ていました。そろそろお腹が空いて来たのでここで食べて行くことにしランチメニューを見ると麺ものご飯ものにパンのバインミーと揃っていて見ているだけでうれしくなります。せっかくなので、というのもヘンですがランチメニュー中一番高い950円の「豚足のビーフン(Bun Bo Gio Heo)」にしました。生か揚げどちらかの春巻とサラダにデザート、コーラかオレンジジュースがつくセットなのでひと通り食べたらまずは満足です。ちなみにレストランの2階には「KIEN Shop」という看板が出ていたので寄ったところ上述のズンフェンより規模は小さいもののいろいろとベトナム物産を扱っていました。


 トンネルから歩いて来た道は「あめりかふう(アメリカ楓)通り」といい、食後はこれをさらに西へと歩いて行きます。新松戸3丁目交差点の1つ先の道を南側に折れるとタイ料理店と八百屋の先に「ハノイフォー」というレストランがありました。


 新松戸3丁目交差点に戻り、交差するゆりのき通りの西側を少し南に進んだところに「Duong Hien Quan」という雑居ビルの3階にあるレストランと「The Voice」という雑居ビル2階のカラオケレストラン(?)の看板が置いてあるのが続けて見えずいぶんと集中しているものだと驚かされました。


 また新松戸3丁目交差点に戻り、そのままゆりのき通りを北上していくとその名も「ちば物産」の「千葉名産落花生」の看板があってベトナムづいていた頭がにわかに千葉に戻されます。その先のスクランブル交差点で横断歩道を渡らずにけやき通りという通りを北に曲がると「酒の河内屋」の2階に「フォーゴ」というベトナム料理店がありました。


 という具合にベトナム料理店9軒とベトナム物産店2軒見たところでだいたい気が済んだので新松戸駅前に戻ることにします。「新松戸に快速を停めよう!」なんて看板が立っているくらいで常磐線と武蔵野線が交差し流山線も通る一大ジャンクションの割には快速が停まらなかったり街が地味な感じがする新松戸ですが、気がつけばベトナム街化(?)が進んでいるとは面白いものだと改めて感心しました。


 電車に乗る前に駅前の雑居ビルに入っている響音物産というアジア食品店が目についたので寄ってみたところ種類はそう多くないもののベトナムコーナーを設けていたので蛇足ながら付け加えておきます。ここは店員さんに中国語で話しかけられたくらいで中華系物産が主でした。


 ともあれ色々と外国のモノの買い物がしやすくなり料理も食べやすくなり、こういうところが便利になるのはいいものだと改めて思います。

千葉県最北端

2018-10-20 | 千葉県
 サンキュー千葉フリーパスを使って2日続きで千葉県の鉄道・バスに乗ったらふと千葉県の東西南北端が気になりました。
 思い出して見ると東の犬吠埼・西の洲崎・南の野島崎には行ったことがあるのに北端の関宿(野田市)だけ未踏です。東西南端は別に端を目指して行ったわけではなく観光で寄ったのが長年積み重なった結果ですが、北端は内陸で地味なので特に行く機会がないままでした。北端だけ内陸とはさすが半島の県らしいなあと改めて思ったりです。ともあれ関宿は東京から大して遠くないので思い立ったが吉日で行ってみることにしました。

 千葉県最北端に行く朝日自動車のバスは東武野田線の川間駅から出ています。かつて千葉県最北端は鉄道が通っていない関宿町だったのがいつの間にか合併で野田市内になっていて東京の近郊っぽさが増した感じですが、アーバンパークライナーができたとはいえ料金払わないと東京から直接行けない東武野田線の駅からさらにバスに乗り換えて行ったらそれなりに最果て感っぽいものが出てきました。川間駅から30分ちょっとで着いた関宿城博物館停留所は城っぽくした建物の関宿城博物館の真ん前にあります。


 関宿城博物館停留所には朝日自動車の他に野田市のコミュニティバスも来ているので2本標柱が立っていて、朝日自動車の方には親切にも「千葉県最北端のバス停です。」とあり「北緯36度6分0秒東経139度46分57秒」と緯度経度まで貼ってありました。おかげで気分が盛り上がってきます。


 単に千葉県最北端目当てで着いたので関宿城博物館におカネ払って入るのはもったいないからやめとこうかなどとも迷ったのですがせっかくだからという気持ちが勝ち見物してみたところ水運と治水の展示がなかなか面白くケチってはいけないなあと反省しました。天守に登って北を見ると利根川の先の茨城県が見えます。西には利根川から分かれた江戸川が流れ東西南北広々とした眺めです。
 関宿城博物館の敷地には千葉と茨城の県境がはしり裏手の千葉県最北端へと続いているのですが県境の目印になるものがなかなか見当たりません。せっかく最北端に観光名所があるのならもっと最北端を強調すればよさそうに思うのですが。裏手に行くと遊歩道に大きく千葉県茨城県と書かれた県境の表示があったのでとりあえずほっとします。


 遊歩道の表示からあたりをつけてこの辺に県境がのびているはずと利根川の河川敷を見るのですがどうもよく判りません。もっとも県境の最北端は利根川のどこかなので船でもないと行けませんからたぶんあの辺が千葉県最北端だろうと川面を見て思ったところでよしとします。


 千葉県最北端という目的を一応果たしたら西の江戸川側を見物することにしました。まず気になったのが関宿町長名入りの「三県鶏鳴之地」なる碑です。千葉県最北端で接するのは茨城県だけで3県境ではないのですが旧関宿町は茨城・埼玉との3県境の一角を占めていて3県境の位置はここからそう遠くないのでこういうものが作られたのでしょう。関宿町がなくなった今見るとちょっと関宿町の墓標のようにも見えたりです。この辺りから茨城県五霞町側の中の島公園に橋で渡れるので足をのばすことにします。

(※その後千葉・茨城・埼玉の3県境を見に行きました。そのときの話はこちらです。)

 中の島公園内には元総武鉄道の江戸川橋梁がありました。さらに横浜の生糸検査所引込線大岡川橋梁を経たものとかで今は江戸川に縁がある地とはいえ鉄道から遠いここで保存されているのですからなかなかすごい経歴ですね。公園の西側には利根川から分かれたばかりの江戸川の水を調整する関宿水門があり東京湾へと向かう水がざばざば流れています。


 公園内には利根川治水に使われた工事用トロッコのレールで作られたという藤棚も目につき、だいぶ大きさが違う断面のレールが組み合わされているのが気になるところです。関宿あたりは鉄道から遠い元水運の地だと思っていたら鉄道関係のモノが見られ意外でした。


 ひと回りして気が済んだら関宿城博物館停留所でまた朝日自動車のバスに乗り茨城県境町へと利根川を渡ります。終点の境町停留所は利根川の堤防のすぐ下にある折返場です。元は車庫だった場所なのでそこそこ広く結構存在感があります。辺りは寂れた雰囲気ではあるものの商店街があり境町は鉄道がないのでなんだか境町の中央駅のような感じがしました。
 境町駅と言えば東武伊勢崎線にありそこも利根川に近く最近渡船に乗りに行きましたが、駅名の由来の群馬県境町は伊勢崎市になってしまったので、茨城県の境町には駅がなく群馬県の境町駅には町がないということになります。


 境町停留所の前には船町というおそば屋さんが見えなんだか飯田線を思い出しました。ちょっと駅前食堂っぽく見えうれしいものを感じたのでここでもりそばを食べて行きます。


 利根川の堤防に上がると千葉県最北端が見え境の渡しの跡があり、ここから「高瀬舟さかい丸」という遊覧船が運行されているとのことです。ただ利根川の水位が低く運休中で堤防に上げられていましたが。水運が盛んな時代は渡船に高瀬舟に汽船と多くの船が行き来しそれこそ駅みたいなものだったでしょうが今は静かでなんだか想像もつきません。

(こちらにつづきます。)

サンキュー千葉フリーパス(2日目)小湊鉄道・いすみ鉄道

2018-10-16 | 千葉県
(前回・1日目のつづきです。)
 1日目で「サンキュー千葉フリーパス」のモトがしっかりとれかなり「儲け」も出たので2日目はだいぶ気が楽になり、2日目はあまり乗り放題にこだわらないことにしてまず向かったのは君津です。でっかい新日鉄住金の君津製鉄所がある街の玄関らしく北口に出るとバス停には製鉄所の字が目立っていました。


 君津駅北口からサンキュー千葉フリーパスが使えない君津市コミュニティバス人見・大和田・神門線に乗って大和田郵便局で降りると近くに日吉という九州ラーメンの店がありこれが君津でのめあてです。


 かつて君津に製鉄所ができるにあたり福岡の八幡から大勢の移住者がやって来たため九州ラーメン店もできたという流れなのでもう君津のご当地ラーメンと言ってもいいようなものでしょうか。千葉のご当地ラーメンで西の方が関係するものというと「アリランラーメン」を思い出したりしますが、アリラン峠というのはイメージだそうですからくらべると九州ラーメンの方はだいぶ出どころがはっきりしています。おでんをつまみラーメンの大盛を食べたらちょっと八幡気分です。


 食後大和田郵便局から坂を登っていくと新日鉄住金の大和田団地がそびえたっていました。


 球場もあったりなかなかの威容です。ふと花壇を見ると「故郷は近くにつくるもの」という札がありました。九州など遠くから移住してきた人の心持ちでしょうか。


 大和田寮前停留所で日東バスの君津市内循環線A回りに乗り君津駅に戻るとようこそ房総へとウシがいざなうので房総半島の真ん中を突っ切ることにし五井に向かいました。


 五井で小湊鉄道に乗り上総中野でいすみ鉄道とここはお約束のようなコースでサンキュー千葉フリーパスの儲けを増やしていきます。


 タダ乗りして以来のいすみ鉄道に乗っていたら、そういえばすでに大幅な「儲け」が出てるし大原に出たらまっすぐ東京に帰ればいいから急ぐこともないか、と2日目の余裕から大多喜でちょっと降りてみました。車庫を覗くとキハ52-125が見えスノープラウやデフロスタのいかめしさに大糸線で走っていた頃を思い出すと遠くからご苦労さまという感じです。


 古い顔もどきの気動車で大原に出たらちょっと甘いものが欲しくなり駅の近くにあった昭和堂洋菓子店でトマトのアイスクリームなるものを買いました。食べ終わってうつらうつらしていてもなかなか千葉に着かず、ようやく着いた千葉からはまだ東京まで先がありで改めて千葉の広さが感じられこれもサンキュー千葉フリーパスのおかげかもと思ったりです。


 そんなわけで2日目が終わりサンキュー千葉フリーパスで乗った区間の運賃を(ICカードではなく現金で切符を買う場合の値段で)合計したら5470円でした。1日目の合計が5920円ですから2日間で11390円分乗ったことになりサンキュー千葉フリーパスの3900円を引くと儲けは7490円となかなかの金額でまずは満足です。本当は2日連続ではなく1日乗り放題で2000円くらいの方がありがたかったりもするのですが1日使っただけで結構儲けが出るほど乗っているので文句言えません。

サンキュー千葉フリーパス(1日目)銚子電鉄・流鉄

2018-10-15 | 千葉県
 このところ秋になると「サンキューちばフリーパス」という切符が発売されています。千葉県内のJRと私鉄(銚子電鉄・小湊鉄道・いすみ鉄道・流鉄)、さらに数事業者のバスが乗り放題で2日間3900円という色々な使い方ができそうなものです。
 千葉の私鉄というと東京から手近なのでふと思いついた時にちょっと乗りに行く感じですが、こういう切符があるならたまにはまとめて乗るのも悪くないかと思い使ってみることにしました。東京から千葉くらいだと宿代がもったいないので2日連続日帰りになりややまどろっこしいもののこれはしかたがありません。
 さてこの手のフリーきっぷの類となるとモトをとるのはもちろんなるべくたくさん乗って「儲け」を出したくなるもので、となるととりあえずとっぱずれの銚子電鉄に向かうのはごく自然な流れです。せっかくフリーパスでトクしようというのに特急料金払っては儲けが減る(?)と209系の鈍行で行ったら銚子は遠くくたびれました。現役の頃はさしてありがたみも感じなかった113系が恋しくなり無くなってわかるものだなあとしみじみします。


 ともあれ着いた銚子駅の観光案内所でサンキューちばフリーパスについていたアンケートを提出したらチーバくんのトートバッグなるものをもらえ乗り放題とは別にトクした気分になりました。銚子電鉄で外川まで行ったら野外に展示されている801が塗り直されていたのでホッとしつつ、現役の元京王といい801といい世代が違っても遠い伊予鉄からというのはちょっと面白いと思ったりです。


 車庫がある仲ノ町まで戻り京王の湘南顔を拝んだら少し歩いて銚子の街中にある大塚支店というラーメン店に行きました。


 旅行気分で浮かれて前菜のつもりで頼んだシュウマイのでかさにびっくりです。続くメインのワンタンメンはワンタンがでかくしかも大盛にしてしまったので後半がかなりきつくなりましたがスープがあまり油っこくなく柔らかいひやむぎやそうめんのような麺なのでなんとか食べきれました。そういえば細切りの人参が載っているというのも面白いものです。


 食事が済んだら歩いて銚子駅に戻り八日市場に出て成田駅行きのジェイアールバス関東に乗ります。ここはサンキューちばフリーパスが使えるので乗ってみようという程度の理由ですが割と道が狭い箇所があったりでなかなか楽しめました。この路線はかつて成田鉄道が走っていたところなのでもし今も残っていたら鉄道の方でサンキューちばフリーパスが使えたりしたのかななどと想像してみたりです。


 1時間弱乗って成田空港に隣接する航空科学博物館で降ります。停留所名の航空科学博物館を抜けた先に「空と大地の歴史館」という成田空港建設の歴史を展示する施設があるので寄ってみるためです。悲惨な歴史は物見遊山や興味本位で見るような内容ではなくなんともつらい気分になりましたが頭の隅にとどめておかないといけないことではあります。


 続けてバスで成田駅に出て常磐線に乗り馬橋に出ました。これは流鉄に乗るためです。


 今の流鉄の5000形(元西武新101系)は特に好みでもないのですが「さくら」のヘッドマークがついていたので季節外れの夜桜というのかとりあえず華やかな感じはします。暗くなってからではあるものの心地よい揺れを楽しみながら往復し常磐線で都内に戻って1日目を終えました。


 という具合に1日目に乗った区間の運賃を(ICカードではなく現金で切符を買う場合の値段で)合計すると5920円なのでサンキューちばフリーパスの値段3900円を大幅に超えもう十分モトをとったことになります。

(次回・2日目につづきます。)

千葉のアリラン峠

2016-10-24 | 千葉県
 千葉に「アリランラーメン」というものがあるというので気になり食べに行こうと内房線の浜野駅で降りました。東口に出て内陸の長柄町にあるロングウッドステーション行きの小湊鉄道バスに乗ります。


 京成千原線南端のちはら台駅入口を過ぎ浜野駅から30分少々で終点のロングウッドステーションに着きました。ここの停留所はちょっと変わっていてここが終点で折り返すバスは乗客を降ろし方向転換をしたらまた降ろした場所に停まってここからの乗客を乗せて発車するという手順をとります。ということは扉の位置が左右逆になるので乗るときは停留所側ではなく道路側からになるわけです。


 ロングウッドステーションはアウトレットモールの跡が催事等に使う施設になったものでもう店舗が入っていない建物群が寂しげですが端の方に地元物産の店とラーメン店があり昼食に来たクルマが何台か停まっていました。


 ここは長柄ダムを見下ろす場所なので眺望は悪くありません。ダムの説明を読むとここの水はここよりずっと低く遠い利根川からポンプを使って導水しているとありこんなところまで引いてきているのかと驚きました。


 と見物してから停留所に戻ると外房線の茂原駅から来て折り返すやはり小湊鉄道のバスが発車を待っています。改めてバス停側に扉が向いていないバスを見てそういえば以前どこかで…と思い出したので韓国の慶尚南道の山の中で乗ったバスの画像を並べてみます。道路が左側通行・右側通行と逆ですから当然このような逆の停まり方も逆になり、となんだか頭がこんがらがってきました。


 茂原駅行きに10分くらい乗って内房側・外房側の分水嶺をちょうど越えた先の二軒屋で降りました。ここから歩いて茂原街道(県道14号)の坂を少し下ります。


 すぐに「八平の食堂」という「アリランラーメン」の店が見えてきました。入ったらもちろんアリランラーメンを注文します。公式サイトにあるアリランラーメンの由来には「その昔、韓国に『アリラン峠』という峠があり、その峠にまつわる物語の歌があったそうです。そこで、当店の場所も峠であり、『昔の峠越えというのは非常に困難で元気を出さなければ越えられなかったはず』そんなときに体力のつくものを・・・というイメージで考案されました。」とありとりあえず韓国風の味を想像していたのですが、食べてみるとタマネギやニンニクが目立つやや辛めのラーメンで韓国料理っぽくはない感じでした。もっともその方がむしろ予想外で面白かったりします。


 アリランラーメンの由来からするとお店の前の道(茂原街道)を登って行った先が日本の千葉のアリラン峠ということになるので食べたあと見に行きました。勝手にそう思い込んでみただけで特にどうということもないようなところでしたが。


 アリラン峠では次の茂原駅行きのバスまで時間がつぶせないのでしばらく先の「道の駅ながら」まで歩き近くの六地蔵局前でバスに乗りました。この停留所は立派な茅葺の民家の前にあります。


 茂原駅南口に着いたらもう少し足をのばすことにし外房線をくぐって東口で同じく小湊鉄道バスの白子車庫行きに乗りました。九十九里浜に近い終点の白子車庫は上屋の下に乗り場が並びなかなか良い雰囲気です。


 白子車庫からは東京駅や千葉駅に直通するバスが出ています。アリラン峠からの韓国気分が続いているのでここは白子共用ターミナルで前者はソウル、ではなく東京駅行きの高速バス、後者は千葉駅行きの市外バスなどと考えてしまいました。後者に乗って千葉駅に着き栄町のコリアタウンに行くと「ソウル」も「テジョン」も「釜山」もあってどこだかよくわからなくなりますがともあれ千葉で韓国を満喫した一日のシメという感じです。