乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

サンライズ出雲・瀬戸のモハネ

2015-03-15 | 広島県
(前回のつづきです。)
 宮島口であなごを食べたら徐々に東京に向かいます。駅に入ると見えたお酒の看板は料理酒がさりげなくお椀だったりする楽しいデザインで「KK」も渋く、バックの黄色が偶然にも電車の色と合っていて面白く感じました。


 広島から新幹線で岡山に出ます。絵では颯爽と駆ける500系の前にこだまに落ちぶれた500系が停まっているとちょっとさびしい感じです。


 駅構内の掲示を見ると山陽新幹線40周年PRはいいとして、高齢者の交通安全ポスターに犬養毅が登場し「話せばわかる」というのはわかるようなわからないようなところがあります。


 岡山で乗るのはサンライズ出雲・瀬戸です。ホームに出ると連結シーンにわらわらと人が群がっていて私も負けずに群がります。


 今回サンライズにした理由はまだ285系のモハネすなわち電動車に乗ったことがなかったからで、客車寝台列車陥落の余波でこっちに注目が集まる前にと思ったわけです。ソロ上段をとったところかなりの狭さでウナギの寝床いやアナゴのたたりかと思う一方、よくここまで詰めてあるものだとむしろ面白く感じました。しかしこれでは非常時の脱出は難しそうです。となると当然非常用の窓破壊ハンマーがあるだろうと思ったのですがなぜか見あたりませんでした。
 右に並べたのは以前乗ったサンライズツイン(こっちは「サ」ロハネ)の画像です。これもB寝台ながら体感的にはかなり広い気がしました。とするとケチらずサンライズツインの1人分と同額のモハネのシングルにしてもよかったかもしれません。


 上段にしたからかモハネでも時折ごく小さくインバータ音が聞こえるのみです。そこそこ眠れ「おはよう放送」に起こされたら広島で買っておいた駅弁「しゃもじかきめし」を開けて朝食にしました。食堂車やビュッフェはおろか車販もないのはちとわびしいものがあります。


 横浜を過ぎときどき京急を見えるようになり多摩川を渡り、と馴染みの車窓になりあわてて部屋を片付けていると東京に到着しました。明るくなってから見るとだいぶくたびれているのが目立ちます。


 というわけで急行「きたぐに」に乗ったとき以来の寝台電車になったのですが、古くても静かだった583系のモハネよりもさらに静かに思えうまく設計されているものだと感心しました。


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