廃プラスチックの輸入先の東南アジアが規制に乗り出した。
プラスチックを大量消費する先進国が、廃棄物を東南アジアな
ど新興・発展途上国に押しつけるのは、もはや限界がきた。
問題解決のカギは、再利用の開発になった。
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世界最大の廃プラ輸入国だったのは中国だったが、2017年
末に輸入禁止に転じ、変わって東南アジアが主要な受け入れ先
となった。人件費の安さに加え、中国の資源ゴミ輸入業者らが
東南アジアの現地に進出した。しかし、実態は違法輸入や違法
操業の工場が多かった。マレーシアでは、これまでに104の
プラ処理工場を閉鎖した。摘発強化に輸入は激減したが、今後
は廃プラの滞留という問題へと発展した。
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東南アジアでは、脱プラスチックへの支持が高まっている。
フィリピン南部の海岸で、3月に打ち上げられた体長4.5m
のクジラの胃からプラスチック袋80枚ほどが見つかった。
解剖した自然博物館は、「こうした死を目にする機会は年々増
えており、非常に胸が痛む」とダレル館長は話す。
タイやインドネシアでも昨年、相次いでクジラの死骸から大量
のプラ製品が見つかった。こうした問題が報じられ、世論もプ
ラスチックの利用制限を支持し始めた。
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東南アジアでは、道路や建築資材の素材活用に向けた研究が盛
んだ。再生プラを使った道路の資材開発も進められている。
しかし、再生利用が進まなければ2050年には海中のプラス
チックの重量が魚の重量を超えるとの予測がある。
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