2023年3月1日の記事に書いた、淳和天皇陵に行ってきた。 京都西山・小塩山の山頂にある。
山頂へ通じる林道は現在通行止めとなっており、おっさんがクルマで行ったのはたぶん30年以上前のこと。
れっきとした京都府道141号小塩山大原野線であるが、通行出来るのは国土交通省と宮内庁、放送・通信業者の職員に限ると推察される。
麓まで行ってYBR号はお留守番。 ここの標高は約200m。 徒歩で林道を登る。
中腹から洛西ニュータウン方面。
手前の道路は京都縦貫自動車道。
地図上の山頂の標高点は642m、麓から山頂までの標高差は約440m・林道長は約6000mなので、ダラダラと登っていく。
平均勾配は約7.3%、角度にしてわずか4.2度。 YBR号なら快適な林道であるが。
山火事用防火用水。
山頂付近には電波塔が数本ある。
登ること約100分、陵の参道に到着。
第53代淳和天皇 大原野西嶺上陵(おおはらののにしのみねのえのみささぎ)。
陵形は円丘。 陵の回りを周回することができる。
淳和天皇については3月1日の記事に書いたので割愛するが、第50代桓武天皇の第七皇子。 火葬され散骨されたので陵は江戸時代に築かれた。
山頂付近は時折涼風が通り抜け、心地よい。 帰路は約80分で麓のYBR号まで下る。
向日市に淳和天皇火葬塚がある。
住宅地の中にあり、うっかりすると見過ごしてしまいそうである。
水尾の清和天皇陵以来、久々に山中を歩いたが、小塩山では人ひとりとして出会わなかった。
下りにシマヘビが一匹目前を横切っていっただけであった。
おそらく全天皇陵の中で一番アプローチが難儀な陵であろう。
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