【ヒマラヤ通信 その7】
ポカラで、チベット人村を訪ねる。
1959年のチベット動乱の時にネパールに逃れてきた難民の居留地。
村と言っていても正確には、Refugee camp。
チベットの生活習慣を残し、ウールから独特の織物を織って生活している。
村には、見本市もあり、製品を展示販売している。ここでは伝統的なデザインだけでなく、新しいデザインにも挑戦している。
ここで、クイズです。チベット村で新しいデザインとして作っている中に、日本を表したものもあります。
さて、どのようなデザインでしょう。
①ヒマラヤに合わせて、日本の嶮しい山の谷川岳のデザイン
②日本を代表する京都の金閣寺と舞妓さんのデザイン
③近代的先進技術を代表するスカイツリーと電気釜のデザイン
〖ヒント:ヒマラヤのあるネパール人から見て日本人に売れるデザインは、コレでしょう〗
【ヒマラヤ通信 その8】
イエティに会う。
今日は、ベースにしているパタンに戻る日。
その前に山岳博物館に寄る。ここは、世界中のヒマラヤ登山隊の品々が展示されている。
日本のマナスル登山隊も展示されている。
展示品には、ダウンジャケットもあり、当時は、今、東京の冬に着ているものより薄いジャケットで、よく、このような装備でヒマラヤ登山ができたものだ。
奥まった一角に毛深い人が立っている。近づいて見ると、これがイエティ。意外と小さい。
そこで、クイズです。
この博物館の展示品で、他の展示品を圧倒するものがあります。さて、何でしょうか。
①ヒマラヤと言えばイエティ。イエティ関係の展示品がいっぱい
②ヒマラヤは、登山者の棄てていったゴミでいっぱい。展示品の目玉は、ゴミ
③ヒマラヤの山毎の雪と氷。山によって、ビミョウに違っている
〖ヒント:最近、環境問題となっている〗
【ヒマラヤ通信 その9】
パタンで停電。
ネパールは、電力事情が悪く、一日に10時間の計画停電がある。
ホテルや民家では、バッテリーが準備されているので、少し暗くなるが問題はない。
しかし、道路は普通でも少ない街灯が一斉に消えるので、街中真っ暗になる。面白いのは、パタンの旧市街地では、数軒の家が共同の中庭を挟んで生活しており、バッテリーも共同で持ち停電に備えている。停電は、毎日、違う時間に地区毎におこるので、停電スケジュールを知らない旅行者は、突然、街中が真っ暗になり、懐中電灯が必需品になる。
そこで、クイズです。
計画停電なので、夜外で食事をしても、予めホテルで停電の始まりと終わりの時間を聞いておけば、今暗くても帰りには明るくなると調整できるので、実は安心。
ところが計画停電で旅行者が驚かされることがあります。
何でしょうか。
①停電で道路が暗くなると、駐車している車が一斉にライトをつけ道を照らす
②停電中に寝てしまうと、夜中に突然、部屋中の明かりが付き目が覚めてしまう
③油断していると、シャワーの最中に停電で水が出なくなり、石けんだらけでいなくてはならない
〖ヒント:こちらのスイッチは、日本とONOFFが逆で、ロータリースイッチもある〗
【ヒマラヤ通信 その10】
ネパールのオフクロの味ダルバート。
写真のように、一つのプレートの真ん中にバート(ご飯)を、まわりにいろいろなおかずをのせたもの。
ここで大事なのは、ダル(豆のスープ)で、味噌汁のように各家庭でそれぞれの味を持っている。
この写真は、その他にチキンカレー、カリフラワとジャガイモの煮たの、野菜炒め、ニガウリの唐揚げなどが小さなボールに盛られ、また、日本の漬け物のような、たくあん、パクチの薬味などなどが盛られている。
これをご飯にかけて食べる。
こちらのお米は、インディカ米なので、そのまま食べると美味しくないが、いろいろなものをかけて食べるととても美味しくなる。
一般家庭では、このように盛りだくさんのおかずは、特別な日で、普段は、ダルとバートに煮物、漬け物くらいだそうだ。
ダルとバートにカレー、煮物、漬け物などが、各家庭のオフクロの味となっていて、お呼ばれした家庭の料理は、確かにレストランで食べるのと違い、とても優しい味で、毎日食べても飽きない、食べると元気のでる味だった。
ここで、クイズです。
オフクロの味ダルバートですが、家庭で食べるプレートは、少し変わっています。
①水が不足しているので、ナンを焼いて、プレートとし、全て食べてしまい、食器洗いをなくす
②ランチョンマットのように四角のヒマラヤ杉の板で作られている
③お子様ランチのプレートのように仕切りがある
〖ヒント:今回はやさしいのでヒントはなしです〗