ロンドンオリンピックの3つのキーワードは
1.レガシー(遺産)
2.サステナビリティ(持続可能性)
3.インクルージョン(一体性)
だそうです。
3番目のインクルージョンというのは、耳慣れない言葉なので、
「五輪をを楽しむまちづくり」に書かれている内容をそのまま記載します。
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インクルージョンとは、
「包摂」、「一体性」といった意味で、
障がい者であるか否か、社会的な立場、年齢、宗教、民族など様々な違いを乗り越え、
社会的な一体感を高めていこうとする取組みである。
日本人にはあまり馴染みがないが、イメージ的には、
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、そしてダイバーシティ(多様性)といった概念を
足し合わせたものと考えるとわかりやすいかもしれない。
ハード面におけるインクルージョンは、まずパーク内及び競技施設のバリアフリー化である。
宗教上の配慮もロンドンオリンピックの特徴だ。
たとえば、イスラム教徒の礼拝のために、
メッカの方角に向かって、なるべく眺望が開けるよう建物の配置を工夫している。
トイレについても、
イスラム教徒にとってはメッカの方角に向かって
用をたすことはタブーであるため、便器の配置に気を配った。
出典:「五輪をを楽しむまちづくり」(喜多功彦著/鹿島出版会)
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