■2020年2月3日、日経新聞
・今から約140年前、明治開港で国際都市に発展した神戸に日本初の国営オリーブ園がつくられた。
・殖産興業を目指す明治政府が新しい輸出産業を興そうとして、内藤新宿試験場(現新宿御苑)で3000点もの海外産動植物の飼育・栽培を試みた。
・しかし、暖地植物はうまくいかなかった。
・そこで神戸が選ばれ、3000坪の園をつくり、オリーブやゴムノキなど6種類の苗木を植えた。
・オリーブはそこで実がなり、栽培の中心となる。
・1882年には日本初のオリーブオイルと塩蔵品の生産に成功。
・その質の良さはフランス人もビックリ。
・しかし、西南戦争で財政難となった政府はオリーブ園を売却。
・神戸オリーブ園の閉園後、政府は次の試験地のひとつとして小豆島を選んだ。
・そこで搾油を指導したのが、かつて神戸園の園長だった人物で、こうして神戸の技術は小豆島につながった。
というお話でした。
今日も「社会空間研究所 建築・まちづくり通信」に来てくれたありがとうございます。
なぜ小豆島がオリーブの島になったのか、納得できました。
神戸大学名誉教授の中西テツ先生、貴重なお話ありがとうございました。
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