海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GXR MOUNT A12で撮る上海  家具屋の一人娘

2011-12-08 | リコーGR GXRで撮る上海

オーダーした家具の一部修正と色見本を持って家具屋に行った。待ち時間中に家具屋の一人娘と目で会話。この子の足は、異常に長くモデル体型で目がパッチリ。今日は、付け毛をしていて時々髪の毛をかきあげる動作を繰り返していた。幼稚園などには行ってないようで、いつも一人で家具の端材で遊んだり絵を描いて一日過ごしているらしい。上海でもちょっと郊外に行くと、彼女のように鼻水を垂らしている子を結構見かけるが、最近の上海中心部では子供の鼻水垂らしはあまり見かける事が少なくなった。

この写真、スーパータクマー55mm f1.8開放で撮ったのだが、やや前ピンになってしまった。しかし、髪の毛の柔らかさや皮膚感はよく表現されている。

 

 

数年前から中国人の若い女の子を見て上海生まれかそうでないか見分けられるようになった。ポイントは、その人のたたずまいとその顔だ。やはり地方の人の顔は穏やかな子が多い。上海近郊だと蘇州の女の子に美人が多いのと顔に品があるのだ。モデルだと大連やハルピンなど東北の子が多いようだ。

数ヶ月前に仕事で日本から来たおっさんが言っていたが、田舎から出て来た純朴な少女を見ると心がなごみホッとすると言ってニタニタしていた。人は、かつてあったが、今無い物に憧れる習性があるが、この例はその典型だろう。

人の顔はその人の住む環境によって必ず変化する。その人の心の中の思想や行動や境遇によって、顔の使わない筋肉の部分とよく使う筋肉によって顔は形成されるのだ。顔にはその人の過去が全部刻まれていると思って間違いない。

RICOH GXR MOUNT A12  上の写真は、PENTAX Super-Takumar 55mm f1.8 アトムレンズ  下の写真は、Canon FD35mm f2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする