海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

福建省の福州 紅茶と二胡

2011-12-26 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

福州の公園でお茶をいただいていると二胡の物悲しい音色が聞こえてきた。そんなに遠くない場所のようなので、カメラを持って向かうと小高い丘に展望台がありそこが音源だった。その周りには老人達が二胡の調べを聞きながらお茶を楽しんでいる。

福州で3社の会社を訪問したが、どの社長室も立派な茶台があり必ず紅茶がでてくる。そして、茶をいれるのはかならず社長で、話が終わるまでそれは続く。福建省といえば烏龍茶の産地なので楽しみにしていたのだが、どこに行っても紅茶しか出てこない。あまりにも美味しいので名前を聞くと「大紅袍」だと言う。エッ、あの武夷山の岩茶!?それの紅茶。しかし、この茶葉は年間800gほどしか取れないので、一時20g280万円の値が付いた事がある茶葉だ。聞けば、その枝を他の場所に移し2代目として茶葉を育てているのだが、その中の特級クラスの超高級茶だそうだ。VIPしか入れないレストランで食事の前にお茶の先生が来て私たちに振る舞ってくれたのも、実はこの「大紅袍」の超特級だった。

 

  

 

上海に戻る前に、お茶のおみやげをいただいた。当然、紅茶である。後で聞くとこのお茶一箱15000円だと教えてくれた。

上の画像は、公園内にある茶飲み用テーブル。ここは、親しい人と緑を楽しみながら茶を楽しむ穏やかな時間が流れる場所だ。

キャノンFL55mm f1.2

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