海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Canon 5D mark3は大人の進化

2012-05-27 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

今月からキャノンの新しい5Dmarkを使っているが、とても良いカメラに仕上がっていると確信。数値だけに頼らずMark2からバランス良く正常進化を遂げていると言って間違いない。ネット上では、ニコンのD800との画素数比較が話題になっているが、35mmフルサイズで実際に3600万画素のデータが必要かというと、そんなケースは稀だ。

画素数やレンズ性能を気にする人が写真展などで写真を見る時の行動は決まっている。まず写真を見るという事をする前に、写真に目を近づけて四隅まで見渡し、そして一瞬だけ引いて見るという人がかなり多い。そういう人は、写真が好きなのではなくカメラやレンズが好きなのだと思って間違いない。また、そういう人と話をするとデータの話になりとても疲れるし、そうい人が撮影した写真を見ても、まったく面白くも何ともない写真がほとんどだ。

ニコンのD800Eを誉めるなら、センサーのローパスレスを作った事。将来のデジタル一眼は、そっちに向かう事は間違いないので、数年後4000万画素以上のフルサイズが出現するのは時間の問題だ。では、デジタルバックの未来はというと、当然さらに進化するだろうが、あまりにも高価なので商売としては難しく特殊用途となると思う。

☆私の勝手な未来予想。ペンタックスが現在の大センサーをさらに進化させミラーレスの645がデビュー。新設計ミラーが無いのでボディ内の懐を大きくし、センサーをシフト&ティルト出来るアオリ機能を搭載。(磁力と機械制御を併用し今の645より安い価格) これが出来れば、ファッション撮影以外のデジタルバックユーザーの大半はペンタックス傾くだろう。

最近の上海カメラ事情は、数値性能が高いほどカメラは売れるという傾向にある。今年に入って売れた機種(私の知る限り)は、ミラーレスだとNEX7やX-pro1もそれに入る。ただ、上海のカメラ城は平日閑古鳥が鳴いていて、中古カメラ専門店が今年何件生き残るのか心配。

 Canon5Dmark3  CanonFD50mm f1.4

コメント (2)
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