大晦日の夜に6人で上海から高速を飛ばして約1時間半かけ、昆山の陽澄湖産の上海蟹を食べに行った。すでにシーズンオフなので閉店している店もあり人影はほとんどない。
レストランは川の上に建てられているのと暖房が効いて無いので、異常に寒く働く人達もダウンを来ているほどだ。前菜とほとんど同時に蒸した蟹が出てくるサービスの悪さは田舎ならではの事なのだが、蟹はとても美味かった。
蟹を食っていると、突然カラオケのスピーカーをランドセルのように背負った流しのサックス吹きオヤジが1曲20元6曲で100元(約1300円)でどや?と乱入。陽澄湖の北風にさらされた枯れ草のような髪と農民のような風貌のオヤジが最初に歌った曲は、なぜか都はるみの「北の宿から」
周りの風景もそうだが、ちょっと物悲しい気分になってしまい、これで年の締めと元旦を迎えるのはイヤなので、いつも飲んだくれている衡山路の「音」で元旦を迎える事にし一人で直行。
CanonFD50mm f1.4