海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

新華路の横道から外国弄堂へ

2013-01-08 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

私が今住んでいる場所は、新華路。この通りの一画に外国弄堂という地区があり租界時代に高級住宅地として開発され、各国の領事や大使館職員が多く住んでいた場所だ。その名残は今でも残っていて、緑が多くとても品のある通りだ。

 

 

 

元旦の日は少し暖かく気持ちが良かったので、その外国弄堂を散策。入口には、古びた子供の白い像が数体立っていたが、当時の物かどうかはわからない。

 

この付近の古い建物は、1920年代に建てられたものが多く当時のまま残っていて、保存対象の建築物に指定されている物件が10数件あるそうだ。

 

 

同じ外国弄堂の中にある1990年頃に建てられたアパート(当時は高級だった) は見る限り老朽化がひどく、1920年代に建てられた租界時代の建物の方がしっかりと作られているようで、後の20年経ったらこのアパートは無いかもしれない。

中国で現代に建てられた建築は耐用年数が二十数年と言われているが、この租界時代に建てられた建物はすでに90年以上存在しているのだ。

私が今住んでいるアパートも上の画像と同じ時期に建てられていたようだが、メンテナンスという概念が無いのでトラブルだらけ。だけど、こちらでは当たり前の事なので、何処へ行っても同じだと思っている。

Canon FD50mm f1.4

コメント (4)
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