日本でもニュースになっているようなので知っている人も多いので詳しく書かないが、今こちらの新聞が熱い。以前、ニューヨーク・タイムズから中国で最も影響力を持つ自由主義の新聞と評価された週刊紙で、当局からずっと目を付けられ何度も編集長が更迭された有名な新聞。それを追うように、北京の新聞も。書く自由がない国の新聞社と、書ける自由がありながら書かない日本の新聞社とは大違い。
中国は、世界的な大イベントも終了し、日中韓のボスも変わり、東アジアがゆっくりと変わろうとしている。当然良い方向に向う事を望んでいるのだが、中国はじわりじわりと内側から綻んできているようだ。上海の親しい中国人と飲んでいて酔いがまわってくると最後は必ず政治の話になるので、かなり不満を持っているのがよくわかる。
上海では反日デモくらいしか経験してないが、中国の他の地方では暴動が年間約20万件以上もあり、その予算は国防費を完全に越えているという異常な状態が続いていて、それが年々増えている。それに外を向けば日本との問題やフィリピンとの問題もあり、遠くはアメリカも絡んでいる。また、中国共産党の官僚や党員の違法行為で16万人が処分されたらしいが、その中の95%に愛人がいたという面白いニュースが昨日入ってきた。でも、こんなの氷山の一角に過ぎない。これは、どうも四面楚歌を通り越している状態だ。
中国が拳を上げた時に賛同してくれる国はどのくらいあるのか知らないが、冷静に考えてもおそらく北朝鮮くらいだろうな。今の時代は、ネットで瞬時に情報が拡散してしまう時代なので何も隠せない。近年国を大きく変えたのは、すべてが情報からだ。なので、現代のスマホは権力より強い民衆の武器になるかも知れない。
写真二枚は、第一回フォト上海で展示不可になった写真。以下私の勝手な推測。トップの写真は手前に見えるリヤカーを押している人達が居なかったら不許可にならなかっただろう。二枚目の写真は、スッキリと青空だったら問題なかったと思う。実はこの時の「フォト上海」は、上海の新聞社が主催なんですよ。
☆赤い文字で、不許可とハンコをもらった訳ではありません。 10点ほど持ち込んだのですが、予備審査でこの2枚だけ選ばれなかったのです。私としては、一番気に入っていた写真なのですけどね。
Canon FD 35mm f2 Canon FD85mm f1.8