海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海駅からバスで江陰市へ

2015-06-03 | 写真日記

上海駅の長距離バスターミナル

 先週末に茶藝師から誘われて、私のアシスタントと3人で長距離バスに乗り江陰市へ向かった。地理的に江陰市を説明すると、上海から西へ向かい蘇州と無錫を通過し金持ち農村で有名になった華西村の隣で南京の手前。上海からは上海駅発の長距離バスで約2時間ちょっとで行ける。

 

驚くほど人の少ない江陰市バスターミナル駅前 (私のアシストとサザエさん風の茶藝師)

 

駅前で

中国の地方都市に全部行った訳ではないが、庶民の交通の要のバスターミナルでこんなに人が少なく閑散としている駅前は初めて。それと、ゴミひとつ落ちてないのも驚きで、本当にここが中国なのかと疑いたくなるほどだ。

 

 創作料理屋の花谷へ

招待してくれた人達と全員で江陰市庁舎前の公園内にある創作料理屋の花谷で昼飯。ここの料理は油少なめで味も日本人好みのやや淡白であっさり風の創作中国料理がメイン。ここに集まった人達は全員が30歳代なので、酒を勧める人も居ないし乾杯もないのがとても良い。店は結構流行っているようで席は埋まっていたのだが、大きな声で話す人も居ないので本当にここが中国なのかと疑いたくなるような雰囲気。

 

茄子の料理は日本人にも良く合う

 どの料理も美味しく伝統を守りながらも新しい味を取り入れていているのと、器にも相当気を使っているようで、この徳利を割った器の成功確率は3割だそうだ。

 

気品が漂う花谷のオーナー

 後で知ったのだが、この江陰市は中国全土で一番民度が高く経済力も中国で一番の都市と言われている。また、文化をとても大事にしている事とボランティアの数や寄付の額も中国一だそうだ。この街に結局2泊したのだが、その間に車のクラクション音をほとんど聞かなかったし、ドライバーのマナーは上海とは大違いなので道路を渡る時もストレスはまったくない。上海では必ず目につく公安車両(警察)や城管(庶民の敵)をほとんど見ないので聞いて見ると、この街は秩序があるので公安や城管は暇なんだそうだ。それらを聞き、この街にゴミがほとんど落ちてない理由が分かったような気がする。中国は日本と比べると激しく広いので、一括りに中国ではという言い方は誤解を招きやすいのだが、日本に住んでいる日本人にはなかなか理解してもらえない。

 

 

コメント (8)
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