今回ズマロンをオーバーホール
日本に帰国のたびに古いレンズをOH(オーバーホール)する事にしている。ライカの古いレンズは時々レンズを覗き込みクモリのチェックをしないと面倒な事になる。という事で、今回はズマロン35mm f3.5をオーバーホールしてもらった。
後ろに写っているレンズは、ライカのレンズの中でも最もクモリやすいズマリット50mm f1.5なのでさらに注意が必要。そして、このレンズは素材がやわらかいので拭き傷も入りやすい。
撮影用レンズは、ピントリングを回転するたびに鏡胴内を空気が移動するので、レンズは呼吸していると思った方がよい。なので、上海のような空気の汚い場所で使用していると様々な汚染物質やホコリがレンズ内に入るのだ。グリス交換は使用頻度にもよるが、5年を目安に交換したほうがレンズの為。
ところが、中国ではカメラやレンズのOHを嫌う傾向がある。道具という物はメンテナンスをしながら使う物という概念がないので、壊れてから修理するのが中国流。そして、まともな修理屋は居ないと思った方がよいので、中国で古いカメラやレンズのOHを絶対に私はやらない事にしているのだ。
次回は8月に帰国予定だが、次はテリートかな。