海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国ではバイクはノーヘルが当たり前

2015-06-11 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

このオバチャンの乗り方は蝉乗りと言っていた時代があった

 

日本でバイクを運転する時にヘルメット着用が法律で義務付けられたのは、私が高校生の時なので1973年の頃だったと記憶している。バイクでノーヘル運転は確かに気持ち良い事はよくわかる。前世紀の90年代のホーチミン市で、バイクタクシーのニーチャンと半日チャーター料金を払い市内を走り回った事があったのだが、風を切って走りながらGR1片手に写真を撮る新鮮さは今でもよく覚えている。その時はもちろんノーヘル。でも、中国でバイクのノーヘル運転をしろと言われたらお金を払ってでもお断り。しかし、中国製のヘルメットをかぶっても意味がないような動画が蔓延中。YAMAHAと中国製の安いヤツ→コレ それと、コレも。日本でも買う時は気をつけた方が良い。

ベトナムは2回しか行った事がないが、交通マナーは当然日本より酷い。でも、中国よりは相当マシなので、信号の無い道だって渡るのはさほど怖くない。それは歩行者と運転者との微妙な間合いというのがあり、一応歩行者を守ろういう意識があるからだ。でも、中国ではほとんどそんなの無し。それは別の言い方をすれば、弱者(小さい・力がない)は強者(大きい・力がある)に従うのが当たり前(階級社会)という考え方が年齢層の高い一般庶民の中にも今だに根付いているからだ。これは政治も同じだし、他国には他国独自の文化や宗教ががあるという事も理解しようとしない。なので、この国は古代から延々と国盗り物語をやっているようなものだし、都合の良い解釈で自分たちの考え方が正しいと思い込んでいる。ただ、今の20歳から30歳代の若者にはそうでない人が多いので、きっと後の20年後には変わっていると思いたい。

☆フィルムの時代から考えると、こんなシーンで簡単にノイズの無い写真が撮れるのもすごい事。十年前でも無理だったからね。

 

コメント (6)
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