海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

江陰市博物館へ

2015-06-08 | 写真日記

この地から出土

 

二日目の午前中にオーナーの親戚にあたる人に案内してもらって向かったのは江陰市の博物館。この隣は立派な図書館もありすべてが無料で開放されている。その土地を理解するには博物館が一番手っ取り早い。最近はネットを使えば何でも情報が手に入ると思い込んでいる人が多いが、本当に欲しい情報は意外とネット上には無いものだ。特に中国は変化が激早なので2年も過ぎた過去記事は使い物にならない情報だと思ってよい。

この江陰市は遺跡も多く発掘されていて紀元前から良渚文化が栄えた場所なので、墓や青銅器も含め数多くの出土品が並んでいた。そして、呉の国の発祥地でもあり地理的に見ても長江が街のすぐ横を流れている事と温暖な気候を思えばかなり納得できる。

博物館の説明文を見てみると、昔の科拳制度の試験はこの江陰市のみで行われていたので、全国の受験者達が集まった場所でもある。それと、孫中山(孫文)がこの地を訪れた時に人民の民度の高さに驚き、この地を中国全土のお手本にすると宣言したそうだ。

これらの事を聞くと、昔から相当民度が高い都市だったので、今のこの街の人民もそのDNAを引き継いていると思って良いのかもしれない。次回来る時は、中国一豊かな農村になった華西村はすぐ隣なので行ってみようと思っている。

 ☆館内撮禁の為、画像はトップのみ

今日から一泊二日で地方の工場へ

 

コメント
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