宇野港の待合室
遠くに瀬戸大橋が
高松港
8月30日に岡山の宇野港から四国フェリーで高松港へ向かった。通常であればJRのマリンライナーを利用するのだが、今回はあえて遠回りしてフェリーを使った。宇野港の待合室には数人いたが、みんな年齢層は高く一番の若者はバイクで四国一周の旅を目指す名古屋のニーチャンのみ。隣の埠頭には直島行きのフェリーが停泊していたが、そちらの乗客は若者と白人が多く高松行きとはまったく違う雰囲気。
瀬戸大橋が出来る前の宇野ー高松はドル箱航路だったが、橋が出来てJRと車で両県を移動出来るようになり乗客は激減してしまった。移動が便利になると、地元の経済はどちらかが衰退する事になる。今の高松は昔からあったデパートも撤退し街もほとんど変化が見えない。元気なのはうどん屋と風俗(岡山はご法度)のみで、それは歓楽街を歩けば一目瞭然だ。一方の岡山市内は食のレベルが高くなり、昔のように夜の9時で閉店になってしまう料理屋も激減し若者が頑張り店のセンスも相当上がった。
数年前に今治市へ行った時に地元の人に聞いたのだが、今治も同じで広島と今治を結ぶ橋が出来た後、今治市は衰退し活気のない街になってしまった。車社会になり移動が便利になると、小さい方が大きい方に呑まれてしまうという典型だな。
GFX50S+Pentax43mm f1.9L