海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ミラーレスカメラの巨大レンズ

2018-09-09 | 写真日記

私の機材はすべて富士フィルム製

 

カメラメーカー各社の35mmフルサイズミラーレスカメラが出揃ったようで、これは時代の流れで当然の事で予測通り。でも、ちょっと疑問なのが各社のレンズが異常に大きく重い事。せっかくの小型軽量のボディに相反するようなデカさと重さには呆れてしまう。しかも、レンズ構成を見ると、モニターで大きく拡大して見ながら数を数えてしまうほどレンズ枚数が多すぎる。レンズの各収差を取り除くためには必要なのかもしれないが、あまりにもレンズ構成が多過ぎないか?そして、何処のレンズも描写性能はほとんど同じでクセがなく優等生過ぎるような描写だ。

レンズの構成枚数が多ければ良いのかどうか、私はレンズ設計者ではないので説得力がないかも知れないが、ミラーレスカメラの単焦点レンズにレンズ構成のシンプルなテッサータイプやトリプレットタイプのレンズ構成を見直してみたらどうなんだろうね。と、先月あるレンズメーカーに言ったのだが、理解されているかどうか。開放f値が明るいのは助かるが、今は高感度性能も相当上がっているので開放f値よりコンパクトさの方を重視するべきだと思うよ。

トップの画像は、私が今使っているフジフィルムのデジカメで、メインはAPS-Sセンサー搭載の小型軽量Xシリーズと中版のGFX50Sをパノラマサイズメインで使っている。GFXに取り付けてあるレンズは、上海のカメラマンから1週間ほど借りているGF23-64mm f4だが、これがボンレスハムのように異常に大きく重いので外に持ち出す気力がなくなってしまう。このレンズは、仕事撮影では良いのかもしれないが、通常持ち歩くサイズと重さではない。本日の上海は雨なので、GF23-64mm f4で窓の外の風景を簡単に撮影してみると、ズーム域のどの焦点距離も非の打ち所がないほど優秀な描写だが、悪く言えば無味乾燥で、昭和風の言い方に変えると健康優良児。という事で、私にとってのGFX50Sには、前世紀の明るいオールドレンズがやっぱりメインレンズかな。

●各社の35mmフルサイズミラーレスが一斉に並んだが、フジからGFX-50Rが出てくるようで、50Sより値段も安くなるだろうからGFXユーザーが意外と増えるかも知れないな。

☆地震被害があった札幌で、ススキノのソープランドが30分500円でシャワーを貸し出したそうだが、これは店長の素晴らし判断。何人が利用したのか知らないが、きっと後日お礼も込めて正式にお世話になる人も多いかもね。

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