海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFX50SII+EF40mm f2.8とPentax-FA35mm f2AL

2022-05-07 | GFX+オールドレンズ

GFX50SII +FringerEF-GFXPro +EF40mm f2.8開放で撮影 44x33

 

GFX50SII +Pentax-FA35mm f2AL(旧タイプ)

 

オールドレンズではないが、GFX50SIIとEF40mm f2.8の組み合わせはとても良い。このCanonのEF40mm f2.8は、すでに販売を中止しているキットレンズのような存在だった。このレンズは、GFXの44x33センサーで使ってもケラレが発生しなのと描写性能は開放でも驚くほど良いのだが、私の場合はシャープネスを少し落としてRAW現像している。このレンズはGFXで使うと35mmフルサイズセンサー換算で約32mmとして使える。私がGFXを使う場合1x1と65x24がメインフォーマットなので、Nokton Classic 40mm f1.4(主に夜用)と共に手放せないレンズになってしまった。こんなレンズが、中古市場で15000円ほどで買えるのはとてもありがたい。

一方のPentax-FA35mm f2AL(旧タイプ)は、開放では少し軟調で絞れば他のレンズと変わらない描写になるというオールドレンズタイプの描写がとても好き。このレンズも開放では周辺光量落ちが目立つが、ケラレではないのでソフトで十分周辺光量落ちはカバーできる。ただ、このレンズの外装が安っぽいプラ製なので、物として愛着がわくレンズではない。最近このレンズは、コーティングが新しくなって解像度が上がったとかで販売されているようだが、私には必要ないレンズだ。同じメーカーにPentax-A 50mm f1.4を私は使っているが、このレンズは同じ設計でFAタイプが販売されていて、このレンズもGFXで使ってもケラレがなく古いレンズの描写が楽しめるので私は愛用している。GFXで一眼レフ用レンズ50mmでケラレが発生なく使えるレンズは、Summicron-R50mm f2とPentax-A 50mm f1.4とPancolar50mm、そしてOreston 50mmくらいしか私は知らない。

撮影用レンズは、f値が明るいレンズの方が値段が高く性能が良いと思っている人も多いが、価格が安くf値の暗いレンズの方が圧倒的に性能の良いレンズも多い。私がレンズを選ぶ場合、小型軽量である事も重要な優先順位の上位に入っているのは、すべて1人で行動するのと年齢的な問題も理由の一つ。

EF40mm f2.8をGFXで使う場合は、Fringer EF-GFXProを経由しないと絞りを選ぶ事もAFも使えないので、コレは今年買ってよかったと思えるマウントアダプターだ。ただ、GFXの50系はコントラストAFしか使えないので、たまにAFが迷う場合があるが、それはご愛嬌というもの。

☆まだ自由に外へ出る事が出来ないので、この一ヶ月は西の窓から見える風景しか撮る事が出来ない。

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