海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海のロックダウンを支えているのは居民委員とボランティア

2022-05-13 | 写真日記

居民委員とボランティアが活躍

 

各家庭は棟の一階で受け取る

 

5月11日は洗剤やシャンプーと牛乳1ダースが長寧区から

 

長寧区からの食料配給は、週に一度くらいのペース。そして、時々イレギュラーで他の物が届く。11日は、牛乳100mlが12パックと洗剤やシャンプーなどが届いた。洗濯用洗剤が残り少なくなっていたのでとても助かる。

 

12世帯のグループチャット

 

集合住宅内でのPCR検査や食料の配送は、居民委員(日本の町内会)とボランティアと他省からの応援部隊も含む医療関係者で、何事もスムーズに運んでいる。私が住む集合住宅は123棟あり一棟12世帯が住むアパートにはリーダーが一人いて、グループチャットを通じて一斉に連絡が来るので連絡漏れはない。前日の夜11時頃に、明日の検査方法がチャットに届き、団購(団体購入)可能な食料のQRコードが普通に届いている。私が今住んでいる住宅は老人率がとても高いが、ほとんど全員がスマホを使いこなしているのが日本と大きな違いだ。個人でスマホを使用してない一部の老人やケアが必要な人達にはPCR検査時に別枠が設けられていているのが、これはごく少数だ。

日本では今回のようなロックダウンはないと思うが、災害時や有事の際にグループチャットを利用するのは今後ありだと思う。これは通信インフラが地震などで遮断されたら使えない事もあるが、緊急連絡の一つの選択肢として。村や町単位で今から使えるようにしておいた方がイイね。日本は先進国の中でも、アプリソフト開発後進国なので、今から開発しテスト期間を長めに設けた方がイイね。

☆こちらから日本のニュースを観ていると、現実に起きているには間違いない報道だが、上海市全域で同じ事が起きている訳ではない。私が住む集合住宅では、今もネットでの食料の調達は問題ない。これは、上海の中心部ほど厳しく中心部から外れた場所ほど規制が緩いように感じる。

☆本日の画像の中に動画の記録係が写っているが、これは普段ありえない事だけどね。ボランティアの数が多過ぎるのも気になるけど。

☆11日と12日は、二日続けてPCR検査とセルフ抗原検査 

コメント
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