西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

いい記事だ。@西宮市立中央病院

2011-06-13 16:44:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

↓昨日付・読売新聞に掲載の記事。↓
2011/6/12 読売新聞より
阪神版に、かなりのボリュームを割いて、掲載されていました。
で、とても、考えさせられる記事だと思っています。

個人的には、
『移転も建て替えも断念すれば、100億円規模の初期投資に加え、
 毎年十数億円の市税が「浮く」。ある市議は
 「その資金を待機児童や津波対策に充てる選択肢もある。
  市が将来どの施策に力を入れるかを再考するポイントに来ている。
  存続ありきの議論は止めたほうがいい」とする。』
というくだりに深く同意。
これ、言ったのは私ではありませんが、私が聞かれたとしても、
ほぼ同じことを言いますね、絶対。

記事中にもありますが、
「公立病院をいらないと考える市民は少ない」
と思います。たいがいの方は
「公立病院が、ある方がいいか?ない方がいいか?」
と聞かれれば、「あった方がいい」と答えるに決まっているわけで。
ぶっちゃけた話、私だって、普段の活動の中で、
「澁谷さんのことは応援してるけど、病院が要らないって
 いうのはちょっと。。。」
的なことを、何度も言われています。
そういうのって、我々、議員にとっては、結構、きついことなのですよ。
でもね、「西宮市立中央病院の要・不要」という話は、財政的観点からは、
現時点での、本市にとっての最重要課題だと私は考えています。
だから、それに対して、自分の発言に責任を持って、発信し続けることは
議員として選ばれたものの責務だと、私は思うのですよ。

「あれもこれも」が続けられ、しかも、満足できるだけの成果が得られるのなら
そのほうが、誰にとっても望ましいに決まっています。
でも、そんなのって、たぶん、間違いなく無理なんですよね。
だったら、やらなければならないことは、「あれかこれか」しかないわけで。

中央病院について、改めて、書きますと。
私も、存続ありきの議論はやめるべきだと思っています。
そして、市が、どの施策に力を入れるかを、改めて、考えるべきだと
思っています。
市が、今、病院を建て替えようとしている前提には、どこまでいっても、
「今、病院があるから、病院を建て直すのだ!」という考えがある気がして、
ならないのですよ。
でもね、仮に、今、西宮市立中央病院という病院がなかったとして、
それでも
「100億円以上の初期投資と、毎年10億円以上の資金を投じてでも、
 他の政策課題より、病院を建てることを優先する」
ということになるでしょうか?
私は、そこらへん、とても疑問だと思うのですよ。
でも、本来、考えるべきなのは、この点でこそ、あるべきだと思うわけで。

「あれもこれも」では続きません。
「あれかこれか」をこそ、きちんと考えるべきだと思うのです。