本日で一般質問も終了。
というわけで、明後日の厚生常任委員会での審議に備えて、
えっちらおっちら資料を読み進めているのですが、
その中で、「素晴らしい!」と思うことがあったもので、ちょっとばかり。
少し前から、市が「○○計画」とか、「○○プラン」とかといった類のものを
作るときの流れは、大体、↓こんな感じ↓になっています。
①「○○計画(案)」を作成
②議会で審議&市民に対するパブリックコメントの募集
③市曰く「②の内容を踏まえた」、最終案が完成
④この内容を議会に報告して、正式に「○○計画」が完成
ですが正直なところ、①と④で変わる部分って、ほとんどないんですよね~。
修正される部分はというと、多くの場合、
「読みやすいように、『てにをは』を直しました」とか、
「数字に誤りがあったので、直しました」とか言ったところばかり。
中身が大きく修正されることなど、ほとんど、ありません。
「そんな扱いしかしないなら、パブコメなんか、しなけりゃいいのに。。。」
と思ったりもするわけで。
率直に言って、現状のパブコメは、
「ちゃんと、市民の声を聞いてますよ~」
というポーズを取るためのものにしか、なっていません。
先日の「西宮市立幼稚園振興プラン」のように、
「1万件以上もの意見が集まりました!!!」
ということになると、さすがに行政方の対応も変わるのでしょうが。
そうでなければ、通常は、せっかく、色々と考えて送った意見に対して、
(言い方は悪いかもしれませんが)木で鼻をくくったような返事が
返ってくるばかり。
当然、計画に反映されることなどありません。
これじゃ、わざわざ、意見を送る気も失せるわなあ、と。
そんな中、今議会で審議されることとなる
「西宮市次世代育成支援行動計画(案)」
は、①②③の過程を経て、前回、議会で説明を受けた内容から
大きく変わることになるようです。
このブログでも繰り返し触れている、
○「あり方検討委員会」のことはもちろん、
○行政の視点からは抜け落ちがちな
「在宅児童(含む認可外施設に通う児童)に対する支援の必要性」
に対する言及
○従来、「管轄外!」ということで、おろそかにされがちだった
私立幼稚園の活動内容の明記
○市民アンケートの結果、非常に大きな要望があった
「子供が安心して遊べる場の必要性」への言及
等、議会での意見や、パブリックコメントの内容が、大きく反映される形で。
これ、非常に素晴らしいことだと思います。
この場を借りて、担当者のご尽力に敬意を表します。
言うまでもないことですが、パブリックコメントは、
実施することが目的ではありません。
それを通じて集めた市民の声を行政運営はもちろん、
その基礎となる、様々な計画等に反映することこそが重要なのです。
参画とか協働とかいうのなら、こうした視点をこそ、
大切にしてもらいたいものだ、と切に思います。
今回のような、よい事例が、もっと広がることを強く願いつつ。
それでは失礼いたします。