青い鳥の世界へ

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自滅誘導予算

2009年04月10日 | 短歌に政治や社会
政府、過去最大規模の財政出動 補正成立急ぐ追加経済対策(共同通信) - goo ニュース

「過去最大」だとか「史上最高」だとかいっている財政出動、補正予算は、鳴り物入りで景気拡大予算と自負しているが、覚めた目で見ると「自滅誘導予算」としか見えない。
それは「悲観論」で見るからかもしれないが、実情を真摯に知り認めるならば、いい加減な「楽観論的な補正予算案」には「自滅」の影が漂っているのを見ないではいられない。

我が国は「資源小国」である。又「食料資源小国」でもある。
そこへ持ってきて「少子高齢化」か加速している。
こうした状況なのに、国や地方の借入金は、1千兆規模にはなっている。
そして今回の補正予算編成には、災害救助などの「緊急特別予備費」までもが取り崩されいる。
この事は、災害が多発したら、救助活動は「お手上げ」になるということを意味する。又あるいは、景気拡大を取りやめて、救助活動に廻さなければならなくなるが、景気拡大に投じた投資は無駄になることになる。すると初期の思惑は挫折し、「死滅」する。

一方景気拡大といって生産させるものは、我が国の特徴として外需に頼る面から、生産製品は海外でどこに行き渡るか計り知れない。この生産製品が、今回の北朝鮮のロケットを構成する部品の九割方が、我が国製品で占められているといわれる。
とすると、今度のロケット発射騒ぎで、迎撃ミサイル発射破壊措置というようなことは、「自滅」な行いから出たことになる。

「空論」が生み出した「史上最大の景気刺激策」とは、何もない「空論」から発した「自滅のための構想」でしかないものと言わなければならない。
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