青い鳥の世界へ

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引導力 (7)

2009年04月23日 | 人生設計

「世襲の定義、よくわかんないんですよ」22日の首相(朝日新聞) - goo ニュース

 【河村官房長官発言】

 ――河村官房長官がきょうの都内での講演で、公明党に配慮して、7月の東京都議選前後の衆議院選挙は避けるのが望ましいという認識を示したが、総理はどう考えるか。

 「聞いてないから、そら何とも言えませんね。あのー、公明党という与党、友党に、いろいろと配慮するというのは、常日頃からそういった配慮は持っているとは思います、思いますけども、それにあわせて、選挙の日にちを考えるということはありません」

 【世襲】

 ――いま自民党内で、国会議員の世襲制限を設けることを、次の衆院選のマニフェストに盛り込むことを目指す動きがあるが、総理はこうした動き、こうした議論がいま出ている理由とか、背景についてどう考えるか。

 「背景。背景はご本人に聞いて頂かないとわかりませんね、それは。ただ、世襲制の話っていうのは、これは被選挙権の話にかかわってきますんで、その意味では、あのー、なかなか難しい話だと思いますよ。だから、ちょっと、いまのこの段階で、その背景と聞かれても、ちょっと聞く相手を間違っておられると思いますよ」

 ――いや、なぜ世襲制限すべきか。賛否両論あるが、世襲制限すべきだという意見が出てくる理由について。

 「だから、その世襲制限をすべきだと言っておられる方に聞かれるのが筋であって、私に聞かれても、私は世襲制限のこと、何一つ言ってませんから、間違っておられるんじゃないですかと申し上げています」

 ――では、一般的に、現職の国会議員で世襲と呼ばれる方の比率が高いことの理由についてはいかがか。

 「あのー、世襲の定義っていうのがよくわかんないんですが、親が亡くなって、跡を継いだ。麻生太郎はどうなります?」

 ――(記者団沈黙)

まるで「漫才」、みたいなものだ。
「世襲の定義」と言うけれど、ここで言う「世襲」とは、「選挙地盤を世襲」と言う事であって、「財産の世襲」では無い。
そして、たとえ「財産の世襲」であっても、それは「棚ぼた式な」ものなのであって、自分の力で勝ち得たものでは無い。
そうなると、自分の力で勝ち得るためには、一から初めて「認知」され「認証」される必要がある。それが「解散総選挙」の必要性だ。

今日現在、私達は「経済危機」とか「不況」の最中にある。
それは、言ってみれば今までの「世襲」に胡坐をかいていた、「罰」みたいなもので、今後は一から自分だけの力を試されることになったということができる。
この今、「堪忍自重」して耐えていくか、それとも今までと同じように「景気拡大、経済発展」を追い求めて豊かさを求めていくか。

おかしなことに、企業なんかには何兆円もの「資本注入」しながら、生活苦にもだえる「社会弱者」には、資本注入はすずめの涙ほど、だ。

それに【河村官房長官発言】 、 「公明党に配慮する」

なんて言うが、公明党に配慮しないで要られないようでは、型が無い。それに「国民に配慮しない」なんていう気なのだから、何をか言わん。

こう言うことは、「世襲政界人」には、「引導力」もないから判らんだろう。