先月受検した「語彙・読解力検定 準1級」。
思ったより早く受検結果が送られてきました。
今回は少し開けるのが怖いような・・・。
「えいやっ!」と、開けると
おお、「合格」。
点数的には次の試験も何とか視野に入れることが可能な結果。
しかし、気になるのは本試験のハイライト、とも言える「読解」問題。
語彙問題は「新聞語彙」「辞書語彙」共に自分で思っていたよりも好成績。
「読解」のみ振るわず。
「読解」問題は唯一考えた結果により回答が違ってくる。
次は更に読解問題に時間を割けるように時間配分を考え直さねば・・・。
一方、今回思わぬ結果だった、と言える「語彙」関係。
ヒミツ(?)の強い武器とも言える本がこちら。↓↓↓
三省堂「新明解国語辞典」
手元にあるのは1997年発行の第五版第二刷。
これは一昨年にブックオフで52円で購入したもの。
ブックオフはめったにやらないが、105円の本も半額セールをやるときがあります。
これはその時を狙ってゲット。
買ったときは新同品。
3k円程する本なので非常に良い買い物でした。
しかし、売った人の気持ちもよく分かるんですよね。
若い頃はお金に困って手近でまず売るものと言えば「本」でしたから。
特に記念品などでもらった辞書などは役に立ちました。←用途違うやろが!
この辞書は赤瀬川原平著「新解さんの謎」等でも有名なオモシロイ辞書。
用例や説明文に編者の思想、考えが色濃く反映されています。(ある意味危険もあるが。)
例えば、手元にある同じ三省堂刊・中型版の「三省堂国語辞典 第三版」で「ちょいちょい」という語を引いてみると・・・
(副)ときどき。おりおり。
と、半行程の説明しかありません。
一方、「新明解」には・・・
(副)①「時折・しょっちゅう・たびたび」の意の口語的表現。「クジラの肉で最高なのは、何といっても尾身だが、さすがにこれを知っている人は東京にも-(=時折)いらっしゃる/」
②(感)民謡のはやし言葉。
とある。
クジラの尾身(おみ)が美味いのは分る。
しかし、何故ここでクジラ??
しかも「尾身」。
不思議だが楽しいです。
山田忠雄主幹を含め5名の編者の手によるものですが、この中にかなりの魚好きが潜んでいる模様。
各種用例にそんな匂いがプンプン漂っています(笑)
ついつい目当ての語以外も読んじゃったりして、自然と語彙が増えていくように思います。
お姉ちゃんにもイイぞと勧めたりするんですが、電子辞書以外には全く興味は無いようです・・・。
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新明解はクセがありますね~!この間もテレビでそんな話してました。
まあ、見ててオモシロイけど、受験では使うな?って高校の先生が言ってました。