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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

災害時マネジメント~BCP

2011-04-11 00:00:39 | 人事マネジメントのワンポイントアドバイス

◆ パニックを防ぐ
災害が起こったとき、“混乱せず冷静に”とわかっていてもなかなかできません。平時なら小学生低学年でも判断できるようなレベルのことが、パニックに陥ってしまうとできなくなってしまいます。しかし、予め災害を想定し、どのように行動すればよいかが具体的にイメージできていれば、さらにシミュレーション等の訓練によって、体に覚えさせておけばパニックは抑えられるでしょう。

◆ 対策のポイント
パニックに陥らないために、予め講じておく災害対策(特に、災害直後における対策)は次のとおりです。
①やらないこと(優先順位の低いこと)はやらない、捨てるものは捨てる。すなわち、最重要なものだけを残すことを決めておく。 ②任せることを予め決めておき、実際任せる。 ③組織として指示すべきときは、迅速、かつ、具体的に明示する。

◆ BCP
パニックに陥らないために、BCPを検討し、策定しておくことは、災害時のマネジメントにひじょうに役立ちます。これは、平時の組織統制や業務の見直し、組織の一体感・連帯感を高めることにも有効ですので、ぜひ検討し、取り組んでみてください。なお、BCPは、中小企業庁が推進しています。下記も参考にしてください。

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『 BCP策定のヒント~中小企業が緊急事態を生き抜くために~ 』
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/guidebook/hint.html

(「はじめに」より)緊急事態への備えとしてBCP(Business Continuity Plan:緊急時企業存続計画又は事業継続計画)があり、国内でも自然災害発生時に実際に役立った事例が報告されています。近年ではBCP策定を取引の必須条件と考える国内企業も増えてきています。
また、BCPの検討は、企業戦略の見直しや、調達先の選定、敷金繰りの見直し、競争相手との差別化、取引先との連携強化などに役立ち、事業承継などの平時の経営課題の検討と共通する部分も多く、これらと併せて検討することも有効です。
コメント
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